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米SGIが、“LinuxWorld Conference & Expo”にて公開する製品を発表

2000年02月02日 00時00分更新

文● 高柳政弘

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 米SGIは1月31日(現地時間)、米New Yorkで2月1日から4日まで開催される“LinuxWorld Conference & Expo”にて公開する製品を発表した。

SGI Internet Server

 SGI Internet Serverは、SGI 1200サーバをベースとした、エントリー向けのラックマウント型のサーバ製品。Webサーバやメッセージングなどの基本的なサービスに加え、インターネット用の管理、監視、セキュリティの各種ツールを備える。同製品は、インターネット・サービス・プロバイダ(ISP)やアプリケーション・サービス・プロバイダ(ASP)などが主なターゲットとなっている。

 同製品の特徴は以下のとおり。
  • 認証されていないユーザーからシステムを守るBastille Hardening Programを装備
  • データの改ざんや干渉から保護する不正侵入検出ソフトTripWireを搭載
  • Apache Webサーバをプリインストール

SGI Linux Advanced Cluster Environment(ACE)

 「SGI Linux Advanced Cluster Environment(ACE)」は、教育、研究、エネルギー、自動電子回路設計用に設計されたクラスタシステム。同社のグローバル・サービス部門がサポートする。サポート契約を結んだユーザーは、アップデートソフトや技術情報を定期的に入手できるため、Linuxにおける最新のクラスタリング技術を利用できるという。

SGI ProPack 1.2 for Linux

 「SGI ProPack 1.2 for Linux」は、Red Hat Linux 6.1ベースのLinuxディストリビューションで、以前は「SGI Linux Environment」と呼ばれていたもの。これは、データベース開発をサポートするものであり、Webサイト“http://oss.sgi.com”からダウンロードすることが可能。同社のサーバ「SGI 1400L」と「SGI 1200L」でテストを実施し、動作保証されている。

新型のSGI 1200サーバ

 新型のSGI 1200サーバは、SGI 1200ベースのラックマウント型サーバ。サイズは2U(3.5インチ)で、業界標準の19インチラックに収納可能。CPUはPentium IIIを1基または2基、最大2GBのメモリー(SDRAM)、Ultar2対応のSCSIディスク(最高4台)を装備できる。Red Hat Linux 6.1とSGI ProPack 1.2 for Linuxに対応する。

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