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自然言語で「何がしたいか」を説明すれば仕様やプランを生成、開発ハードルを下げ「10億人の開発者」目指す

「GitHub Copilot Workspace」プレビュー提供開始、生成AIが開発ワークフロー全体を支援

2024年04月30日 07時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

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 GitHubは2024年4月30日、生成AI Copilotが組み込まれた新たな開発環境「GitHub Copilot Workspace」のテクニカルプレビュー開始を発表した。従来のコーディング支援(GitHub Copilot)や、デバッグ/テスト支援(GitHub Copilot Chat)にとどまらず、開発前のアイデアから仕様策定、実装プラン、コーディング、ビルド、テスト、コード実行まで、開発ワークフロー全体を支援するとしている。

 発表の中でGitHub CEOのトーマス・ドムケ(Thomas Dohmke)氏は、「Copilot Workspaceの提供を通じて開発者環境を再定義する。どんな開発者でも、自然言語を使ってアイデアからコード、ソフトウェアまで作ることができる」と説明し、専門開発者の生産性をさらに向上させるだけでなく、非専門家のソフトウェア開発への参入障壁を大きく引き下げることで「10億人の開発者がいる世界を実現する」と抱負を述べている。

「GitHub Copilot Workspace」の画面イメージ。Copilotに対して「このプルリクエストの変更点をまとめたドキュメントを(生成して)追加して」と命令している(赤枠部分)

自然言語で「何がしたいか」を説明するだけでCopilotが全面支援

 GitHubでは、昨年(2023年)11月に開催した年次イベント「GitHub Universe 2023」において、将来構想としてCopilot Workspaceを紹介していた。今回はそのテクニカルプレビューを開始したもので、利用を希望するユーザーはウェイティングリストにサインアップする必要がある。

 Copilot Workspaceでは「タスク中心のワークフロー」、つまり開発者が「何がしたいか(=タスク)」を自然言語で記述することで、Copilotがそれを“理解”してさまざまな提案を行い、一連の開発ワークフローを支援することを特徴としている。

 たとえば、人間が自然言語で記述した機能リクエストやバグレポートがIssueに追加された際に、Copilot Workspaceを起動すれば、CopilotはリポジトリのコードやIssueの内容を理解したうえでステップバイステップの実装プランや修正コード、その修正内容に基づいたドキュメントなどを提案してくれる。

 以下に掲載するデモ画面は、機能リクエストのIssueとコードリポジトリに基づいて、Copilotが仕様やプラン、コードを自動生成/提案し、開発者がそこに手を加えながら、素早く開発を進める一連のワークフローを追ったものである。

GitHub Issueの画面で「Open in workspace」をクリックすると、Copilot Workspaceの画面が起動する

起動するとCopilotがIssueの内容やリポジトリ(コード)を参照し、現状の分析結果(Current)と開発仕様の提案(Proposed)を自然言語で表示する

提案された仕様に対して、開発者が自然言語で項目を追加することもできる

開発者が承認した仕様に基づき、Copilotが実装プランを自動生成。ここでも開発者がプランを追加/編集できる

Copilotが変更したコード内容を表示

ターミナルでユニットテストを実行

プルリクエストを作成。開発者が追加した仕様やプランも含めて、説明文も自動生成してくれる

Copilot Workspaceでの作業後は、元のGitHubリポジトリに戻って(必要に応じて微調整を行って)、チームメンバーにレビューを依頼する

 なお、Copilot WorkspaceはデスクトップPCやノートPCだけでなく、モバイルからもアクセスして利用できるようになっている。

モバイルデバイスでアクセスしたCopilot Workspaceの画面例(左:タイムライン、右:ファイルの修正箇所表示)

 ドムケ氏は、GitHubの開発者ユーザー数が昨年初頭に1億人を突破したことに触れたうえで、GitHubでは10億人が「自転車に乗るのと同じように」簡単にマシンをコントロールする未来に向けて加速しており、「GitHub Copilot Workspaceはそうした未来を目指して構築されたもの」だと述べている。一方で、専門性を持った開発者人材の不足という状況に対しても、CopilotやCopilot Workspaceが「定型的な作業を定量的に削減する」ことで、「開発生産性を向上させると確信している」とコメントしている。

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