ターボリナックス ジャパン(株)は、LinuxとDB2を組み合わせたデータベースサーバをフェイルオーバークラスタ構成にするための構築方法をWeb上で公開した。
ターボリナックスは、2月に『Turbolinux 7 Server』と『IBM DB2 Universal Database Version 7.2』の組み合わせで『TPC-H』ベンチマークテストを行ない、世界最高のパフォーマンス記録を達成したと発表している。『TPC-H』ベンチマークテストは、データベースベンダーなどが中心の業界団体「The Transaction Processing Performance Council」が定義したデータベースのベンチマークテストだ。今回公開されたのは、このシステムを利用したフェイルオーバークラスタ構築方法で、データベース監視スクリプトや動作テスト結果なども含まれる。日本電気、日本アイ・ビー・エム、富士通と共同で動作検証を行ない、システム構築ノウハウをまとめている。
システムは、『Turbolinux 7 Server』と『IBM DB2 Universal Database Version 7.2 Enterprise Edition for Linux』をインストールした富士通の『PRIMERGY P2000』、ストレージには富士通の『GR710』、クラスタソフトは、日本電気がOEM供給する『Turbolinux CLUSTERPRO SE』を利用している。
このノウハウを利用することで、ユーザーは信頼性、可用性の高いシステムを容易に構築することが可能になるという。