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ターボリナックス、「Enterprise Turbolinux」を提唱

2002年03月20日 22時34分更新

文● 編集部

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ターボリナックス ジャパン(株)は、企業などのエンタープライズ領域へのLinux適用を推進するため、「エンタープライズLinuxの機能強化」活動への参加を発表した。「エンタープライズLinuxの機能強化」活動は、日本電気(株)、(株)日立製作所、富士通(株)、米IBMなどが中心となって推進しているもので、『Linuxカーネル状態トレーサー』(LKST)などの成果を公開している。

また同時に、ターボリナックス ジャパン(株)独自の取り組みとして、「Enterprise Turbolinux」と称した7項目の開発/ビジネスポリシーを発表した。「Enterprise Turbolinx」の内容は以下のとおり。

エンタープライズ機能強化
日本電気(株)、(株)日立製作所、富士通(株)、米IBMによる「エンタープライズLinuxの機能強化」活動に参加し、開発協力、検証作業、製品販売、サポート提供などを行なう
標準規格への準拠
LSB、Li18nux、FHSなどの標準規格策定に参加するとともに、標準規格に対応した製品をリリースする
各種アーキテクチャへの対応
メインフレームから組み込みまで幅広いアーキテクチャに対応した製品を発売、サポートする
Linuxエンジニアの育成
『Turbo-CE』認定資格や、米CompTIA(コンピュータ技術産業協会)の提供する『Linux+』試験との連携などを通じて、エンタープライズ分野に対応できる技術レベルのエンジニア育成を行なう
トータルサービスの提供
「両輪型のビジネスモデル」に加え、教育、コンサルティング、導入支援、開発、サポートなどのソリューションをトータルに提供する
パートナー戦略の推進
TurboLINKSパートナー、OEM提供を行なっているハードウェアベンダーとのパートナー戦略を推進する
World Wideディストリビューション
日米中を開発拠点とし、世界各地のコミュニティと連携を図りながら、米国およびアジア市場を中心としたビジネスを展開する

同社は、今後この「Enterprise Turbolinux」ポリシーに基づいたソリューション提供を行なうとしている。

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