ターボリナックス ジャパン(株)は、クラスタシステムの新製品「Turbolinux CLUSTERPRO Server 6 Lite」を9月28日より発売する。価格は2ノードで60万円。
「Turbolinux CLUSTERPRO Server 6 Lite」パッケージ画面 |
同製品は、「Turbolinux Server 6.5」に、日本電気(株)のクラスタミドルウェア「CLUSTERPRO Lite!for Linux」をバンドルした2ノード構成用のクラスタシステム。システム障害時に、サーバ間でデータや処理を自動的に引き継ぐフェイルオーバー機能を提供する。サーバの内蔵ディスク間でデータのミラーリングを行なうため、ノード間に共有ディスクを必要とせず、ハードウェア導入のコストがおさえられる。
「CLUSTERPRO Lite!for Linux」は、クラスタリング機能を提供する「CLUSTERPROサーバー」、複数のクラスタシステムをGUIで一括管理できる「CLUSTERPROマネージャ」、クラスタ情報やスクリプトを事前に生成する「トレッキングツール」で構成されており、動作環境は以下のようになっている。
CLUSTERPROサーバー
- OS……Turbolinux Server 6.5
- メモリ……30.0MB
- HDD……75.0MB
CLUSTERPROマネージャ
- OS……Windows95/98/NT4.0/Me
- メモリ……16.0MB
- HDD……22.4MB
トレッキングツール
- OS……Windows95/98/NT4.0/Me
- メモリ……16.0MB
- HDD……1.72MB
ターボリナックスでは2000年10月に、共有ディスク型のクラスタシステム「Turbolinux CLUSTERPRO Server 6」を発売している。こちらは、フェイルオーバー型クラスタでは最大16台、フェイルオーバー型クラスタと負荷分散型クラスタの組み合わせで最大128ノードまでサポートしており、今回、“Lite”が登場したことにより、大規模から小規模まで対応できるLinuxクラスタシステムがラインナップされたということになる。