ターボリナックス(株)は、『Turbolinux 8 Server』を10月25日に発売する。
『Turbolinux 8 Server』 |
『Turbolinux 8 Server』は、12月に発売が予定されている『Turbolinux Enterprise Server powered by UnitedLinux』の下位製品となる。しかし、非同期I/Oのサポートやプロセススケジューラ改良、LKSTの実装など、エンタープライズレベルの機能や改良が加えられている。おもにApacheやPostgreSQL、Tomcat、Zopeといったオープンソースのアプリケーションで構築される、業務サーバでの利用を想定している製品だ。
『Turbolinux 8 Server』のおもな特徴は以下のとおり。
- Hyper-Threadingへの対応
- RAWデバイスのreadv、writev実装によるデータベースのパフォーマンス向上
- 非同期I/Oのサポート
- プロセススケジューラの改良によるSMPシステムでの性能向上
- LKCD実装
- IPSec対応
- SMTPサーバのSSL対応
- セキュリティ設定ツール『Bastille』搭載
- 128ビットSSLライブラリ搭載
- PostgreSQLとPerl、Python、Zopeを接続するモジュール『pgbash』搭載
商用アプリケーションには、バックアップ/リストアツール『NetVault 6.5 Turbolinux Edition』やアプリケーションサーバ『Interstage Application Server』トライアル版、『Macromedia ColdFusion MX』、『RealSystem Server Basic』などが収録される。
動作環境は以下のとおり。
- CPU……Pentium相当以上
- HDD……2GB以上推奨
- メモリ……64MB以上(128MB以上推奨)
価格は3万9800円。アカデミック版、『Turbolinux』既存ユーザー向けの優待パッケージはいずれも2万4800円。