プロCマン岡田が撮影した作例を実物大でチェックできます~
Nikon Z7 実機レビュー = ニコン党プロカメラマンが全力実写してみたっ!!
2018年10月22日 17時00分更新
9月28日に発売されたニコン「Z7」。待望のフルサイズミラーレス機であり、1959年以来60年近く受け継いできたFマウントを決別し、新たなZマウントを採用したことでも話題に。ニコンファンなら注目せずにいられない一台だ。
ちなみに自分は2013年同社一眼レフ「Df」の購入を最後に他社のカメラに浮気中・・・。しかしいずれもミラーレス機ばかり、つまりニコン様からミラーレスが登場(それもフルサイズ)となれば戻る気は満々だ。
とにかく持ち歩いて撮ってみた!
「D850」同等の写りを実感
記念すべきニコンフルサイズミラーレス初号機「Z7」は、裏面照射型4575万画素を搭載。像面位相差AFを採用しているので、全く同じというわけではないだろうが、いきなり昨年のベストセラー「D850」に並ぶ高解像度モデルだ。
実際に撮った写真を等倍に拡大して見てると、驚くほど精細に再現されている。個人的な感想だが以前「D850」で撮影したときよりシャープ感が増している気がする。もちろん使用レンズや撮影状況などが違うので断言はできないが、いずれ機会があれば検証してみたい。
●作例の共通条件 JPEG最高画質、アクティブDライティング=標準、ヴィネットコントロール=標準、自動ゆがみ補正=オン、回折補正=オン
キレのあるシャープ感にボケもキレイな
「NIKKOR Z 35mm f/1.8 S」
「Z7」と同時に登場したZマウントレンズは、レンズキットにもなっている「24-70mm f/4」のほかに「NIKKOR Z 35mm f/1.8 S」(実売価格11万0700円)がある。F1.8という開放F値にしてはサイズは大柄だが、ボケを活かしたスナップフォトなどに期待ができる。
絞りF1.8の開放でも、ピントが合った位置はキリっとしたシャープ感がある今風の描写。絞り開放ではヴィネットコントロールをオンにした状態でも周辺光量落ちがあるが、逆に主題を中心に配置し、背景ボケと合わせて被写体を引き立てるという撮り方も面白そう。周辺光量落ちはF2.8 程度まで絞ると改善される。

この連載の記事
- 第198回 小米のフラッグシップスマホ「Xiaomi 12T Pro」実機レビュー = 2億画素カメラをテストしてみた
- 第197回 キヤノン「EOS R6 MarkⅡ」実機レビュー = コスパ最高の高性能自動AFカメラだ!
- 第196回 バッテリーでどこでも120インチでサッカー観戦だ! 「Nebula Capsule 3 Laser」実機レビュー
- 第195回 富士フイルム「X-T5」実機レビュー = 最高クオリティの写真をダイヤル操作で撮る快感!
- 第194回 ソニー「α7RⅤ」実機レビュー = AF専用のAIチップの威力は新次元だった!
- 第193回 「レッツノートSR」実機レビュー = 12.4インチ3対2ディスプレーに5Gも搭載の完全新デザイン
- 第192回 「Galaxy Z Fold4」実機レビュー = Fold3と比べたら絶妙なチューンアップで究極の2つ折りスマホになっていた!
- 第191回 APS-C最高画素ミラーレスカメラの画質を徹底チェック = 富士フイルム「X-H2」実機レビュー
- 第190回 ハッセルブラッドの最新中判カメラ「X2D 100C」実機レビュー = 写真好きなら絶対手に入れたい逸品だっ!
- 第189回 デジタル手振れ補正で最強のVLOGカメラだ!「Osmo Action 3」実機レビュー
- この連載の一覧へ