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ASCII Power Review ― 第15回

キヤノンのフルサイズミラーレス本気度を見た

キヤノン EOS RP 製品版実機レビュー = 小型軽量低価格で写りは!?

2019年03月19日 11時00分更新

文● 写真 岡田清孝 + 編集 PowerReview軍団

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 今回紹介する「EOS RP」は、昨年10月に登場したキヤノンフルサイズミラーレス機「EOS R」シリーズの第2弾で、初代より小型軽量のボディーに、価格も抑えた下位モデルだ。

 現状のフルサイズミラーレス機はカメラマニアに向けた中上位モデルが主流なので、初心者でも手軽に扱える本機に注目が集まっている。

3月14日に発売され、価格はボディーのみ17万3340円前後。「RF35mm F1.8 MACRO IS STM」とのキットが23万7060円前後。

超小型&軽量こそミラーレスの命
お求め易いのも大きな魅力なのである

 手にしてみると、まずその軽さが実感できる。重量はメディア+バッテリー込みで約485g。フルサイズ機最軽量という点では、ソニーが2013年発売の初代α7シリーズに譲るが、近年発売された機種は平均して約650g前後なので、大きな軽量化が実現されている。

ボディーサイズは約132.5(W)×85(H)×70(D)㎜。重量はメディアバッテリー込で約485g。  

 小型化で気になるのがホールド感だが、グリップは細身で奥行もあり手に馴染みやすい形状。軽量ボディーということもあり、しっかり構えることができた。手が大きく小指がグリップからはみ出てしまう人は、オプションの「エクステンショングリップ EG-E1」(1万円前後)を使用するといいだろう。

小型ボディーでもグリップのサイズは十分に確保されているのでホールド感は良好だ。    

 初代の「EOS R」と見比べると、ファインダー部の出っ張りがなく全高が低く抑えられている。そのせいかEVFは「EOS R」の369万ドット・倍率0.76倍から236万ドット・倍率0.7倍にスペックダウンしている。覗き比べてみると確かに像の小さいものの、解像感は十分精細なので不満には感じるほどではなかった。

 ただ「EOS R」は電源オフ時にはシャッターが閉じて撮像素子を保護する機能があったが、「EOS RP」では省かれてしまっているは少し残念である。

初代の「EOS R」(写真左)と並べてみると、ボディーサイズは一回り小さく、特に全高の低さが特徴的。  

 上面の液晶パネルも省かれ、通常のモードダイヤルに変更された。液晶パネルには撮影時の各種設定が表示されるのが便利だったが、背面液晶でも確認できる情報なので困ることはないだろう。

 前後2つのコマンドダイヤルを備え、絞りやシャッタースピード、露出補正など複数を操作がダイレクトに行える。コマンドダイヤルは小型化の際、1つに減らされることもあるので、きちんと2つ装備してくれたのはうれしい。

 「EOS R」の操作系で使いやすかったISO感度など5つの設定を登録し、リアダイヤルで選択、フロントダイヤルで調整する「M-Fn」ボタンは、RPにも継承されている。

液晶パネルがモードダイヤルに変更されたが、電源やコマンドダイヤルはほとんど同じ位置に配置されている。  

 背面液晶も3.15インチ約210万ドットから3インチ約104万ドットにスペックダウン。しかし撮影時の測距点移動や再生時の画像送りに拡大縮小、メニューの設定変更など、ほとんどの操作がタッチで行える。

 「EOS R」が登場した当時に話題になった新操作系「M-Fnバー」は省かれたが、正直言って個人的にはあまり使い勝手は好みではなかったので、こちらも困ることはない。

背面液晶のサイズや”M-Fnバー”の有無が異なるが、その他のボタン類は同じ配置なので、同時に使っても戸惑うことはないだろう。  

小型化したが機能は十分
果たしてその写りはどうなのか!?

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