従来品よりも氷上ブレーキ性能が25%もアップ
そんなスタッドレスタイヤの新製品・アイスプロは、どれだけの氷上性能を持っているのかといえば、旧スタッドレスであるウインターマックス・ゼロスリーに対して、氷上ブレーキ性能が25%、氷上コーナーリング性能が9%もアップしているそうです。
その高性能を実現したのが、柔らかく、氷上の水を吸収する「ふんばり吸水ゴム」の採用にあります。氷の上の水を除去し、しなやかに粘って、高いグリップ力を生み出します。トレッドパターンや形状も、そうしたゴムの特性を最大限生かすようなものとなっています。また、新開発「うるおいポリマー」を配合することで、経年劣化を抑制。これが、冒頭に説明した「効き目の持続は、むしろ強化されている」という理由になります。
氷だけでなく雪上まで、すべてに安心感が高い
そんな新製品「ICE PRO(アイスプロ)」を、冬の北海道で試しました。メディア向けに1月に実施された試乗会です。
走行したのは、ダンロップのテストコースと、周囲の一般道です。もちろんあたりは雪で真っ白。テストコースには、ツルツルの氷上路面も用意されています。比較用に、ダンロップの旧製品のスタッドレスタイヤ・ウインターマックス・ゼロスリー、さらにはシンクロウェザーを装着した車両も用意されました。
さっそく氷上コースで比較してみれば、その差は歴然でした。アイスプロの氷上ブレーキ性能は圧倒的で制動距離も短めです。また、スラロームでも、やはり他製品よりも狙ったラインを走りやすくなっています。さらに速度を高めれば、アイスプロをもってしても滑り出しますが、その滑り出しが穏やか。まさに粘ってくれたのです。
続いては雪上です。圧雪のテストコースと一般道を、異なるタイヤの車両を乗り換えながら比較試乗しました。ここで、ちょっと驚いたのは、やはりアイスプロが最も走りやすかったということです。轍(わだち)やシャーベットのような路面でも、泳ぐような感じがなく、全体にシャキッとした反応を見せてくれました。シンクロウェザーも雪上でなかなか頑張っていましたが、それを上回る安定性でした。
トータルでいえば、ピーク性能の高さもさることながら、その手前から高いグリップ力を感じることができます。そもそものグリップ感が高いだけでなく、滑り出すときも穏やかで、さらに粘ってくれます。ウインターマックス・ゼロスリーもなかなかの雪上・氷上性能を備えていますが、アイスプロは、最後のひと踏ん張りが効いてくれるという安心感がありました。
「とにかく安心感の高いタイヤ」というのが新製品の総評です。好調なシンクロウェザーで勢いにのるダンロップのスタッドレスタイヤ、この冬に雪国の人はぜひ体験してください。
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