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あのクルマに乗りたい! 話題のクルマ試乗レポ第630回

マツダ「CX-60 PHEV」

超低燃費のディーゼルか、静粛性とAC電源のPHEVか。マツダ「CX-60」で1200km走って見えた選び方の正解

文●栗原祥光(@yosh_kurihara) 編集●ASCII

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復路での検証。走行充電と急速充電は「お得」なのか?

 行ったからには帰りが待っているわけでして……。せっかくなので、帰りはマツダのお膝元である広島に立ち寄ることにしました。厳島神社を見てみたいと思い向かったのですが、船で渡るんですね。知りませんでした……。そして下船するとシカがいっぱい。これも存じませんでした。こういう立ち寄りができるのが、自動車移動のメリット。飛行機では、こうはいきません。ということで、観光を堪能して帰路を目指します。

 PHEVは走行中にバッテリーの充電ができるので、走りながら充電したら燃費がよくなるのか、と実験。結果を申し上げると燃費が悪化するわりには、充電が進みません。リッター14km台が出れば良い方で、実際はもう少し下回っていました。これはマツダに限らず、他社でも同じ傾向です。メーカーによっては、燃費が通常時の半分程度だったりします。

 ならばと高速道路で急速充電すれば燃費改善するのでは? と思い、90kWhの充電器に接続して充電。空っぽ状態から30分で約7割まで回復しました。満充電で75km走行できるとすると50km程度しか走れないということに。e-Mobility Powerの充電料金は複雑なのですが、ビジター利用では50kW以下で約1650円、90kW以上で約2310円と言われており、2310円払って50kmしか走れないとすると、「ガソリンで走った方が安上がり」ということに。

【まとめ】CX-60 PHEVは近所の買い物メイン
ディーゼルは遠出する人向け

 つまり「家に充電環境がある人なら、電気代が31円/kWhと仮定して552円で75km(WLTCモード)走行できるからガソリン車よりもオトク」であり、「モーター走行のみで事足りる近場の走行がメインならPHEVは静かでオススメ」といえそうです。

 逆に「自宅の駐車場に充電設備がない。または頻繁に100km以上の遠出をするならディーゼル・マイルドハイブリッドのほうが燃料費が節約できるいのでオススメ」といえるでしょう。

 ちなみに、PHEVとマイルドハイブリッドでの街乗り燃費は、あまり変わらないかガソリンの方が少し悪かったということをお伝えいたします。

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