走行性能とハイブリッドシステムの評価
ルノーは、走りの楽しさをドライバーに訴求する。それはキャプチャーでも同じだ。だがロールが減りながらも、しなやかさはそのままという印象で、楽しさが一層増したよう。荷物が多く積載できる使い勝手のよいクルマ「Super Utility Vehicle」ではなく、走りが楽しめる「Sport Utility Vehicle」を求めるなら、キャプチャーは良い選択肢だ。
大型画面のApple CarPlayも快適そのもの。感心したのは、メーターパネル内に交差点指示がキチンと表示されることだ。メーカー純正ナビに慣れていると当然の機能ではあるが、Apple CarPlayで表示するのは案外少ない。
マイルドハイブリッドには、パドルスイッチが設けられスポーツ濃度を高めている。そして、エスプリ アルピーヌはステアリングステッチがトリコロールに彩られていた。こういう演出がフランスらしい。
ステアリング右手側、「OK」ボタンの下に、見慣れないマークのスイッチがある。これは走行モード切替で、ECO、コンフォート、スポーツ、そして個別設定とサイクリックで切り替わる。従来はセンターコンソール側にスイッチがあったので、個人的には使いやすくなったように感じた。
【結論】ストップ&ゴーが多い場所ではE-TECH
郊外の幹線道路やワインディングならマイルドハイブリッド
さて、E-TECHとマイルドハイブリッド、選ぶならどちらかがベストか。乗り比べたが正直言って難しい。E-TECHの方が静粛であり、また出足の良さもある。なにより燃費がよいという。だが上り坂の加速では頭打ちの感はあるし、高負荷時にアクセルを話してもエンジンが動いている時があるなど生理的に違和感を覚える時があった。
マイルドハイブリッドはというと、一拍おいてから加速する印象。だが頭打ちの感は少なく、右足とエンジンが一体化する生理的心地よさがある。また、マイルドハイブリッドの方が車重、とくにエンジン部が軽いためか、ハンドリングがより軽快でクイック。
実用性のE-TECH、走りのマイルドハイブリッドというのは簡単だけれど、いざ選べと言われたら相当難しいのが正直なところだ。
都内のようなストップ&ゴーが多い場所では、E-TECHの方が快適だし燃費もよい。高速巡行もE-TECHの方が良い数字が出るだろう。マイルドハイブリッドが活きるのは郊外の幹線道路やワインディングだろうか。都心住まいの筆者はE-TECHを選ぶのが賢明だろうが、マイルドハイブリッドに後ろ髪を引かれる思いもある。担当者によると、ディーラーには両方の試乗車を用意していきたいと語っていたので、気になる人は試乗してほしい。
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この連載の記事
-
第623回
自動車
商用バンが激変! 予算15万円から始める「プロボックス」のアウトドア仕様カスタム -
第622回
自動車
1000km走破で実証! メルセデス「E220d」のディーゼルは“圧倒的な疲労感のなさ”と“超低燃費”だった -
第621回
自動車
予算700万円台からの輸入セダン選び。BMW「3シリーズ」がメルセデス「Cクラス」より“運転が楽しい”理由 -
第620回
自動車
普段使いのエブリイか、積載特化のハイゼットか? 人気軽バン2台を乗り比べてわかった決定的な違い -
第619回
自動車
補助金で実質344万円から!? 3代目「日産リーフ」は広さも走りも別格の完成度 -
第618回
自動車
安くてもちゃんとベンツ? 豪華装備付きで588万円の「A200d」に乗ってわかった妥協なき重厚感 -
第617回
自動車
BMWのコンパクトセダン「2シリーズ グランクーペ」が日本の道でマジでイイ5つの理由 -
第616回
自動車
大きくても惹かれる理由がある! アウディの新型「Q5」は全車マイルドハイブリッド化で隙ナシに -
第615回
自動車
「え、これ軽自動車?」運転席をフラットにして車中泊できる日産の軽自動車「ルークス」の本気がヤバい -
第614回
自動車
本気で欲しい! 絶滅危惧種V8 NAを積むレクサス「RC F」、最後にして最高の有終の美に心が震えた -
第613回
自動車
さよなら、スープラ。2026年生産終了を前にこの「直6ピュアスポーツ」を手に入れるべき理由 - この連載の一覧へ






















