クルマらしいパナメーラと
新しい乗り物のタイカン
少しだけ走りについて触れましょう。同じ四輪駆動システムで、前後重量配分比率が似ている2台ですが、走りはかなり異なります。というのも、パナメーラはFRベースの四駆という印象であるのに対し、タイカンは低重心さを信条とする、まるで地面に吸い付くような、かつて体感したことのないクルマの動きなのです。
加速においても、一瞬の間をおいて、轟音とともに速度が上がるパナメーラに対して、カイエンは躊躇なく甲高いモーター音と共に加速します。
ブレーキフィールも大きく異なり、ポルシェらしいカッチリさを感じるパナメーラに対して、タイカンは柔らかさを覚えます。これは回生ブレーキの設定なども関係するのでしょう。
総合してPHEVは“クルマ”であるのに対し、BEVは「タイヤがついている別の乗り物」という印象。これはポルシェに限らず、ほかの自動車メーカーでもいえる傾向なのですが、ポルシェは趣味性が高いブランドゆえ、それを顕著に感じました。
【まとめ】過渡期の技術ではない2つの個性
長い自動車の歴史からみれば、電動車はまだ実用化されたばかり。もちろん、今後はさらに進化していくでしょう。ですが現時点でも、かなり満足できるのも事実。一部から「BEVがゴールで、PHEVは過渡期のもの」という声を耳にしますが、PEHVはPHEVの良さがあり、BEVもBEVで良さがあります。
あとは充電インフラ次第といったところ。こればっかりは自動車メーカーだけではどうにもできないので、政府が旗を振ってしっかり整備していってほしいところです。
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります
この連載の記事
- 第661回
自動車
【実走テスト】ツルツル路面でも驚きのグリップ! 氷上性能に特化したダンロップ「ICE PRO」がもたらす究極の安心感 - 第660回
自動車
【鼻血レベルの完成度】GRヤリスが「26式」へ進化! ステアリングとタイヤだけのためにここまでやる!? - 第659回
自動車
排気量アップでプラス38万円はバグ!? トヨタの良心「カローラクロス GR SPORT」がコスパ最強な理由 - 第658回
自動車
補助金マジックで話題のホンダ「Super-ONE」は340万円払って買う価値はある! - 第657回
自動車
あのジムニーノマドより小回りが利く!? 街乗りに最適すぎるスズキのEV「eビターラ」 - 第656回
自動車
日本で10番目に売れている輸入車がスウェーデンのボルボ「V60」って知ってた? - 第655回
自動車
ミニバンのオラオラ顔に疲れた人へ。フランスの癒やし系、ルノー「グランカングー」という選択肢 - 第654回
自動車
200万円台で狙えるアウトランダーPHEV(2代目) 現行型が出た今が大チャンス!? - 第653回
自動車
3列シートで6人乗車も! 極上オーディオ完備のベンツ「GLE」が家族持ちにもぶっ刺さる3つの理由 - 第652回
自動車
【驚愕】遺体は法律上「物」扱い!? 霊柩車が普通免許で運転できる意外すぎる理由


