排気量は小さいがアメ車らしい力強い走り
走り始めて気づくのは、実にジェントルな乗り心地の良さ。アメ車だからフワフワとかはなく、むしろシッカリとしたスポーツの足。ゴツゴツさはなく、適度な硬質さを感じる程度のフラットライドっぷり。特に高速道路でこの足は活き、なるほど広大な大陸を延々と走る土地柄から生まれたクルマであることを感じた次第。
パワーも額面通りで速さは十分。マニュアルでシフトダウンすれば、回して楽しい感覚と、気持ちのよい排気音に気分が高揚すること間違いナシ。
アメ車というとブレーキがプアというイメージがあったのですが、カマロにそれはあてはまりません。というのも、ブレーキの名門「ブレンボ」が採用されているから。そのフィールはさすがなもので、初期制動を高めた一般車のそれではなく、踏力に合わせて効くというスポーツライクなセッティング。これは確かにイイと感心しきりです。
走行モードは、スポーツ、ツーリング、スノーの3種類。変化するのはアクセルレスポンスとシフトタイミングで、足回りには変化ナシ。スポーツだから過激ということはなく、お好みでどうぞ、という印象。
クルーズコントロールの画面はシンプルでわかりやすいもので不満はありません。それ以上に「いつまでも走り続けていたい」と思わせる快適さには心惹かれるものがあります。
高速はいいけれど、ワインディングや一般道が気持ちよく走れないと困ります。その点カマロは合格どころか満点と言いたくなるほどの心地よさ。普通に走っている限り、排気音やメカノイズ、ロードノイズが耳につくことはなく、実に心地のよいドライビングが楽しめます。
それは心の余裕につながり、強引に割り込まれた際、いつもならイライラしているところ「そういう人いるよね」と許してしまう気分になるから不思議。これはJeepのチェロキーでも感じてはいたのですが、雄大な大地を走るアメ車には、そういう心の豊かさが得られる特別な魅力があるのかもしれません。
「いつまでも、このクルマと走っていたい」と思いながら走っていたら海岸線に。潮風を感じながらのカマロは格別の一言。訪れたことはありませんが、カルフォルニアにいるような錯覚に。そしてアダプティブクルーズコントロールがないとか、左ハンドル設定しかないといったことは些末に思えてくるから不思議です。
今までアメ車のことを良く思ってなくてゴメンナサイ。ただただ「こんなにイイクルマなのか」とため息ばかりが出たことを申し上げます。
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この連載の記事
-
第626回
自動車
あのジムニーがファミリーカーに!? 「ジムニーノマド」に乗って実感した3つの良いところ -
第625回
自動車
【燃費テスト】マツダ「CX-60」ディーゼルで東京~大分1200km無給油チャレンジ! 結果は意外な結末に -
第624回
自動車
俺たちはこういうホンダを待っていた! 軽EVベースの痛快ホットハッチ「Super-ONE」が楽しすぎた -
第623回
自動車
商用バンが激変! 予算15万円から始める「プロボックス」のアウトドア仕様カスタム -
第622回
自動車
1000km走破で実証! メルセデス「E220d」のディーゼルは“圧倒的な疲労感のなさ”と“超低燃費”だった -
第621回
自動車
予算700万円台からの輸入セダン選び。BMW「3シリーズ」がメルセデス「Cクラス」より“運転が楽しい”理由 -
第620回
自動車
普段使いのエブリイか、積載特化のハイゼットか? 人気軽バン2台を乗り比べてわかった決定的な違い -
第619回
自動車
補助金で実質344万円から!? 3代目「日産リーフ」は広さも走りも別格の完成度 -
第618回
自動車
安くてもちゃんとベンツ? 豪華装備付きで588万円の「A200d」に乗ってわかった妥協なき重厚感 -
第617回
自動車
BMWのコンパクトセダン「2シリーズ グランクーペ」が日本の道でマジでイイ5つの理由 -
第616回
自動車
大きくても惹かれる理由がある! アウディの新型「Q5」は全車マイルドハイブリッド化で隙ナシに - この連載の一覧へ




















