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あのクルマに乗りたい! 話題のクルマ試乗レポ第483回

【ミニバン売れ筋対決】ホンダ「フリード」とトヨタ「シエンタ」の良いところと微妙なところ

文●鈴木ケンイチ 編集●ASCII

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乗り心地のよいフリード、一体感のあるシエンタ

 パワートレインは、どちらも1.5Lエンジンと2モーターを組み合わせたハイブリッドです。ただし、仕組みは異なります。フリードは、走行領域のほとんどをモーター駆動でまかない、エンジンの力を直接タイヤに使うのは高速走行のみ。つまり、ほとんどBEV(バッテリー電気自動車)のようなモーター駆動で走ります。シエンタは、エンジンとモーターを常に遊星ギヤ(大きなギアの周りを小さなギアが回る機構)でつなげて、エンジンとモーターをミックスして走ります。

ミニバン

フリード

 そのためフリードの加速はモーター駆動らしく、非常にスムーズです。また、アクセルを深く踏み込むと4気筒エンジンが稼働しますが、その音は小気味の良い粒の揃ったもの。

 シエンタは3気筒エンジンということで、音や振動が少しガサついた印象です。とはいえ、アクセル操作に対する加減速のレスポンスの良さ、ステアリング操作に対するクルマの動きの反応の良さはシエンタが上。ドライバーとクルマの一体感を得ることができました。運転の楽しさと言えばシエンタでしょう。

ミニバン

シエンタ

 フリードは、アクセル操作に対する加減速もステアリング操作に対するクルマの反応も、常に穏やか。そして足回りは全体に柔らかく、細かい路面の振動を上手にいなしてくれます。ファミリーカーとして乗り心地がよく、ゆったりと走るのならフリードの方が向いています。

キャラクターと特徴の異なる2台
家族が多いならフリード、荷物を多く載せるならシエンタ

 デザインやシートの使い勝手、走りの違いなどを比較してみれば、同じコンパクトミニバンでありながらも、フリードとシエンタは、それぞれに異なる個性を持っていることがわかります。

 家族が多く、3列目シートを常に使うような人は、乗り心地の良いフリードがオススメでしょう。3列目シートはあまり使わずに、荷物を載せることが多いというのであれば、運転も楽しいシエンタをオススメします。

ミニバン

シエンタ

 また、フリードにはアウトドアテイストの強いCROSSTARというグレードが用意されています。こちらには2列シートも用意されていますので、アウトドアユースが多く、荷物を載せることが多いのであれば、フリード CROSSTARがオススメです。

ミニバン

フリード

 キュートなルックスはちょっと苦手という方も、フリード CROSSTARが良いでしょう。

 価格差は10万円ちょっとしかありませんが、それ以外の差がかなりあるので、じっくり検討してみてはいかがでしょうか?

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