ドコモ回線で検索も速い
しかもメーターパネル内にナビ表示も可能!
では、シングルモーター仕様のSUVでBEV(電気自動車)の「C40」で、このシステムについてご紹介しましょう。車内に乗り込むと9インチの縦型ディスプレーが印象的。大抵のクルマのインフォテインメントシステム画面は横位置ですからね。縦位置というと、ほかにはSUBARUくらいでしょうか。
インテリアついでに驚いたのは「ボタン類が少ない」というところ。ここまで少ないクルマで頭に浮かぶのは、テスラの「Model 3」程度。あちらは横位置のタブレットでしたね。
スタート画面は、Androidのウィジットを立ち上げたような雰囲気。一見、アプリアイコンが小さいかなと思いましたが、実際に使うとまったく気になりませんでした。
では、まずはMAPから使ってみることにしましょう。使い方はカンタン。「OK,Google。東京タワーに連れてって」と、スポット名を言うだけ。2秒程度でルートが出てきて「速い!」と驚き。そしてBEVらしく、到着時のバッテリー残量も表示されます。ルートは高速道路を使う場合と使わない場合の両方を表示。「ちょっとした距離なのに首都高を使いたがる」という傾向はありますが、ちゃんと首都高を回避することもできます。ちなみに通信は公表されていないものの、docomoのLTE回線が用いられているようです。
意外と縦画面のほうがナビが見やすい
最初は違和感しかなかった縦画面のマップ表示ですが、使ってみると「こっちの方がいいじゃないか?」と思うように。「何個先の交差点で、どっちに曲がるのか」という情報は、縦位置の方がはるかにわかりやすいのです。それまで深く考えたことはなかったのですが、どうしてナビ画面って横位置が多いんですかね? 不思議です。
メーターパネルを見ると、夢にまで見た「メーターパネル内にGoogleマップが表示される」ではありませんか! しかも鳥観図で! 「これを待っていたんだよ!」と、思わず喝采です。
この音声入力のデキの良さは、走行中でも使えるというところ。走行音の関係などから「うまく聞き取れませんでした」というクルマが多い中で、ほぼ百発百中で動くのだからスゴい! たとえばナビ中に、経路変更をしたい事ってありませんか? 大抵は信号待ちをしている間に、キーボード画面をポチポチすると思います。そして入力中、信号が青になり、気づかないで後続車からクラクションの嵐……。そんなことは、もはや過去のこと。さらに曖昧な検索条件でもリストが出てきます。
たとえばBEVに乗っている時、充電量が減ると不安になりますよね。そこで「OK,Google。渋谷駅周辺で充電できる場所を教えて」と尋ねてみましょう。すると喫茶店がズラリと出てきて、一瞬なんだこれはと。でもこれはスマホが充電できるところを表示しているわけで、「OK,Google。渋谷駅周辺で車の充電できる場所を教えて」といえば、ちゃんと表示されるわけです。これ、スマホでは当たり前ですが、なかなかできないナビも多いので、とんでもなくスゴいこと。
一方でできないことは、条件を重ねること。具体的には「フレンチがいいな」と尋ねると、フレンチレストランの候補がズラリ出てくるのですが、さらに「この中で、駐車場がある場所を教えて」というやり方です。これができるのはHonda:eのみ。そこはさすが「Power of Dreams」なのですが、システム的に「クルマのことはクルマの中で完結させる」というシステム設計で、Googleアカウントとの紐づけによるスポット共有などはできません。
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