雨だけど一般道と峠道で試乗
サイズからは想像できない取り回しのしやすさ
今回は都内での走行から高速道路、そして「峠最強伝説」という3つのステージでステップワゴン スパーダ プレミアムラインの試乗となりました。
まずは一般道。「クルマとしての扱いやすさを感じますね。見晴らしがいいですし、一見大きいクルマに見えるんですけれど、実はとても取り回しがよい。車幅も気になりませんね」というように、実によくできているとの評。「低速から適度にパワーがありますね。エコモードよりノーマルモードの方が楽しいですけれど、エコモードにしても、それほど踏まなくてもいいかもしれません。Bモードにすると、ワンペダル動作っぽい運転間隔になりますし、モーター用のバッテリーのチャージも早いようです。ですから街乗りではBにした方がいいかもしれませんね」と、さっそく色々と使いこなしています。
2列目では「まず静かですね。それに乗り心地がとてもいいと思います」と、ラグジュアリーな空間にウットリ。乗り心地に関して、人によっては「もう少し柔らかい方が」という声も聞こえそうですが、このくらいがHondaらしいと思った次第。むしろ柔らかすぎて振動の収束が遅いよりは、全然良いと思います。この素晴らしい空間、夢見心地の乗り心地に、朝が早かったこともあり、唯さんのまぶたが次第に……。
続いて高速道路。取材した日は大雨だったのですが「運転支援がとてもいいですね。こういう時、本当に助かります」とニッコリ。一昔前の運転支援は、雨だと動作できませんでしたから、技術の進歩を感じます。「高速道路の追い越しとかでパワー不足を感じることはないですね。ぐんぐん進みます。踏めば相応にエンジン音の高鳴りを感じますが、普通に走っている分には気にならないんじゃないかな」とのこと。
「あと、BモードではなくてDモードで走った方がいいですね」とも。後部座席では「本当に新幹線のグリーン車みたいですね」と満足げ。一方、「もう少し静粛性が高いといいですね」とやや不満のようです。というのも、速度を上げていくと、走行音が結構室内でも耳につくようになってくるから。たとえばプレミアムラインだけ、遮音性の高い貼り合わせガラスにするとかしてほしかったですね。
お楽しみは峠道。ミニバンで峠とか楽しくないのでは? と思われそうですが、そこはHonda。ちゃんと楽しく走れちゃうのです! ミニバンで峠というと、クルマがゆっさゆっさ揺れて大変と思いきや、1本の芯が入った足なのでキッチリとしているところがさすが。Hondaはどんなクルマでも、走りを忘れない。それがHondaスピリットなのです。
ボディー幅も今どきのスポーツカーと比べると狭いので、ストレスを覚えないのも◎。上り坂ではエンジンが結構うなるのは仕方ないと思いつつも、それでも他社ミニバンよりは静か。なによりパワーが足りなくて「登らない!」ということが“ほぼ”なかったのが好印象です(まったくなかった、とはいいません)。
最後に燃費です。ガソリンはレギュラー対応ですので、レギュラーを入れて、ほとんど高速道路で往復400km+峠最強伝説した結果、リッター13.5kmをマーク。トヨタのノア・ヴォクシーのリッター約20キロに比べるとションボリな結果に終わったものの、峠最強伝説をしなければ、もう少し伸びたかもしれなかったと反省。ただ、それでも他社ミニバンとほぼ同等といったところ。
【まとめ】4~6人が快適に移動できる楽しいクルマ
普段は“贅沢な”4人乗りとして使い、いざという時は6人が快適に移動できる。これがステップワゴン スパーダ プレミアムラインのよいところ。快適だけでなく、走りが楽しめるというところにも注目です。
筆者は正直に申し上げてミニバンが好きではありませんでした。ですがこのクルマに触れて「ミニバンいいかも」と感じました。ステップワゴン スパーダ プレミアムラインは「本当に大切な人が快適に過ごしてもらえる、運転していても楽しい稀なるクルマ」であると言いたいと思います。
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この連載の記事
-
第627回
自動車
テスラ「モデルY」vs VW「ID.4」 EV王者に挑む伝統のドイツ車、選ぶべきはどっち? -
第626回
自動車
あのジムニーがファミリーカーに!? 「ジムニーノマド」に乗って実感した3つの良いところ -
第625回
自動車
【燃費テスト】マツダ「CX-60」ディーゼルで東京~大分1200km無給油チャレンジ! 結果は意外な結末に -
第624回
自動車
俺たちはこういうホンダを待っていた! 軽EVベースの痛快ホットハッチ「Super-ONE」が楽しすぎた -
第623回
自動車
商用バンが激変! 予算15万円から始める「プロボックス」のアウトドア仕様カスタム -
第622回
自動車
1000km走破で実証! メルセデス「E220d」のディーゼルは“圧倒的な疲労感のなさ”と“超低燃費”だった -
第621回
自動車
予算700万円台からの輸入セダン選び。BMW「3シリーズ」がメルセデス「Cクラス」より“運転が楽しい”理由 -
第620回
自動車
普段使いのエブリイか、積載特化のハイゼットか? 人気軽バン2台を乗り比べてわかった決定的な違い -
第619回
自動車
補助金で実質344万円から!? 3代目「日産リーフ」は広さも走りも別格の完成度 -
第618回
自動車
安くてもちゃんとベンツ? 豪華装備付きで588万円の「A200d」に乗ってわかった妥協なき重厚感 -
第617回
自動車
BMWのコンパクトセダン「2シリーズ グランクーペ」が日本の道でマジでイイ5つの理由 - この連載の一覧へ























