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あのクルマに乗りたい! 話題のクルマ試乗レポ 第298回

ステップワゴンの最上位モデルを一般道と高速、峠道で乗り心地チェック!

2023年01月09日 15時00分更新

文● 栗原祥光(@yosh_kurihara) モデル●新 唯(@arata_yui_)編集●ASCII

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Honda/ステップワゴン e:HEV スパーダ プレミアムライン(385万円)

 Hondaのミニバン「ステップワゴン(STEP WGN)」。その快適さと走りを検証すべく、自動車専門誌でも、ASCII.jpのステップワゴン記事でも乗車モデルを務めた新 唯(あらた・ゆい)さんに、走りと乗り心地をチェックしていただきました。しかも、今回は群馬サイクルスポーツセンターで、少しだけ「峠最強伝説」をしてきました。

ステップワゴンの最上位グレード
スパーダ プレミアムラインに試乗

Honda/ステップワゴン e:HEV スパーダ プレミアムライン(385万円)

 今回ご用意したステップワゴン e:HEVは、AIR、スパーダ、スパーダ プレミアムラインと3車種あるなかで、最上位グレードにあたるスパーダ・プレミアムライン。最上級ということもあって、見た目も内装もゴージャスでフル装備。お値段は385万円となります! 「それでもシビック e:HEVよりお求めやすい価格なんですね」と唯さん。まぁ、あちらはまた違う系統ですから、ということで話を進めましょう。

全長4830×全幅1750×全高1845mm

ホイールベースは2890mm

重量は1840kg

 エクステリアでスパーダとスパーダ プレミアムラインの違いはというと、ズバリ「プレミアムクロームモールディング」の有無。フロントグリルのまわりを囲む加飾にプラチナ調のクロームメッキが施されているのです。ですから、どことなく上品な印象を受けます。

 さらにヘッドライトの内部の加飾パーツにプラチナ調のクロームメッキが採用されているほか、前走車や対向車を検知して、照射する範囲を自動的に調整してくれる「アダプティブドライビングビーム」を標準装備。都市部ではその恩恵に預かることはほぼないのですが、峠道ではハイ・ロー切り替えをする必要がないので、大変便利だったりします。

専用17インチホイールを装着。タイヤはブリヂストンのTURANZA

 ホイールは専用デザインであるほか、17インチに大型化。その結果、ノーマルと比べて5mmほど全高が低くなります。

ワイパーを収納している状態

そのままの状態でワイパーをあげようとすると、エンジンフードに傷がつく

 最近のクルマはワイパーを立てようとするとエンジンフードに当たります。ステップワゴンも例にもれず、窓を拭こうとしてワイパーをあげようとすると、エンジンフードに傷がついてしまいます。これからの時期、スキーなどに行きホテルの駐車場でワイパーを上げて一晩停める、といった場合には注意が必要です。

リアスポイラー

テールゲートを開けた様子

 スパーダと同じく、テールゲートスポイラーを装備。ちょっとスポーティーな雰囲気を醸し出しています。そして「このドア、デカいなぁ」と思うバックドア。慣れないうちは、コインパーキングに停めてから開けようとしたら、他のクルマや壁があって「開かないじゃないか!」とクルマを動かそうとしたらロック板(フラップ)が上がっていて頭にきたり。こういった時は、セレナのデュアルバックドアだったり、それこそ先代ステップワゴンの「わくわくゲート」がうらやましく思うのであります。

3列目シートを立てた状態の荷室

バックパックタイプのカバンを収納してみたところ

3列目シートを収納すれば荷室容量は大幅に増える

 ステップワゴンの美質は、3列目シートが床下収納であること。簡単に床下収納できるだけでなく、荷室の横方向に椅子がないため、使い勝手がかなり良いのです。これだけでも「ステップワゴン最強説」を唱えたいほど。では、室内を見てみましょう。

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