やり込み要素(アイテムクリエイション)も充実!
シリーズ復権は果たせたのか?『スターオーシャン6』を5つのポイントで語り尽くす!
スクウェア・エニックスより2022年10月27日に発売された、トライエースが開発する「スターオーシャン」シリーズのナンバリング最新作『スターオーシャン 6 THE DIVINE FORCE』のプレイレビューをお届け。
対応プラットフォームはPlayStation 5/PlayStation 4/Xbox Series X|S/Xbox One/PC(Steam)で、価格はパッケージ版・ダウンロード版ともに8778円。今回はPS5版をプレイした。
本作は、SF映画のような先進文明の青年と、中世時代ほどの文明に生きる少女が出会い、やがて銀河を巻き込む壮大な事件へと立ち向かうという、王道の物語が展開するRPG。
シリーズのナンバリングとしては2016年の『スターオーシャン5 -Integrity and Faithlessness-』以来であり、ファンとしては「よくぞ作ってくれた!」と喜びの声を上げたい。
いっぽうで前作の評判や、同時期に競合タイトルとして同社の『ハーヴェステラ』や『タクティクス オウガ リボーン』などが控えていたこともあり、様子見を選んだユーザーも多い印象だ。
そこで今回は、アスキー編集部がオススメする「冬のゲーム特集」の1つとして、本作の魅力をクリア後の視点から紹介していこうと思う。なるべく重大なネタバレはしない方向で書いていくので、お付き合いいただきたい。
魅力その1:2人の主人公の視点から物語を描くダブルヒーローシステムの復活
本作では、男性主人公のレイモンドと、女性主人公のレティシアどちらをメインにするかを最初に選ぶことになり、それによって物語の一部が分岐することになる。
この冒頭で主人公を選び、物語が分岐する「ダブルヒーローシステム」は、1998年に発売された初代PlayStationソフト『スターオーシャン セカンドストーリー』で好評だったもの。当時は筆者も両方の主人公でプレイし、それぞれの物語を堪能した思い出がある。
ただ、分岐するといっても大筋の物語は共通しているのが特徴。1本の物語のなかで、一時的に両主人公が別行動をする場面がいくつかあり、その際はそれぞれの視点のお話が展開するというシステムだ。
1粒で2度美味しいこのシステム。個人的には大好きな部類なので、筆者も本原稿を書き終えたら2周目の旅へ向かう予定だ。なお参考までに、1周目のクリアまでにかかった時間はおよそ35時間ほどだったと記しておこう。
ASCII.jpの最新情報を購読しよう