極寒の車中泊で身に染みた「不便さ」
快適なCX-8の車中泊。ですが目が醒めたのは朝3時です。というのも晩秋の福島県、猛烈に寒いのです。よって震えながら起きた次第。ここから「車中泊なんてしなければよかった」な事が始まります。
まずトイレに行くために外に出るのですが、一発で目が醒めるというか、全身が縮み上がるかと思うほどの寒さ! 続いて食事となるわけですが、前出の通り車内で食べるのは困難で、外で立ち食い。続いて布団をかたずけて、運転席と助手席にある荷物をすべてラゲッジへ。これ、全部寒い外に出て作業しなければなりません。この時ほど「ビジネスホテルに泊まればよかった!」と思うことはないのです。夏は夏で暑いと思うので、車中泊をするなら季節を考えた一工夫が必要になるでしょう。
悲惨なことはさらに続きます。車内の窓ガラスが曇りまくっているので、運転できないのです。エンジンをかけてデフロスター・デフォッガースイッチをオンにするのですが、これがなかなかとれず、30分も暖機運転することに。ですが今度は近くの人から「何時だと思っているんだ」と怒られてしまい……。早朝のアイドリングはやめましょうなのですが、しないと前が見えなくて。
なんとか走れるようになり、現場に到着するとサーキットの前には長いクルマの列。これを繰り返すこと2回。極寒の朝での車外作業という点を除けば、CX-8での車中泊は快適。車中泊を考えるなら、CX-8という選択肢はアリといえそうです。ただ繰り返しになりますが、車中泊は想定外のことが起きますので、そこをどう考えるか、でしょう。
【まとめ】CX-8での車中泊には満足だが
もう少し快適度はあったほうがいい
それからしばらく経ち、CX-5の改良版を試乗する機会に恵まれました。その時、ふとCX-8のことがよぎったのです。つまり「もし自分がマツダを買うなら、ロードスターでもCX-5でもなくCX-8かな」と。そして長距離を走ることを考えるとディーゼルを選択するかなとも。つまり今回取材した「CX-8 25S Smart Edition」のディーゼル版である「XD Smart Edition」のFF仕様(352万円)が、仕事用としても家族用としても(独身ですが)、個人的マツダ車の選択肢となりそう。
ちなみにマツダは緊急防災 車中泊セットも販売しており、クルマに入れておけば万が一の時でも車内避難生活を送ることもできます。「プライバシーを確保しながら休める場所」としてCX-8は、かなり心強い味方になりそうです。
CX-8での車中泊に満足しつつも「もっと車内で快適に過ごすことはできないのか?」とも。次回はもう少し仕事用に振ったクルマでの車中泊レポートをお届けしたいと思います。
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この連載の記事
-
第638回
自動車
トヨタ「ヤリスHV」で熊本〜東京1200km走破! リッター33km超えの驚異的燃費と引き換えに失ったもの -
第637回
自動車
【働くクルマ】昔よく見た「宮型霊柩車」の知られざる架装費用と奥深い秘密を徹底解剖 -
第636回
自動車
後席も荷室も我慢しない! FIAT500の魂を受け継ぐ5ドアSUV「600(セイチェント)」がめちゃ優秀 -
第635回
自動車
カタログ値超えの実燃費! ゴルフ ヴァリアントで1000km走破に挑んでわかったディーゼルの強み -
第634回
自動車
2060万円払って「不便」を買う!? ポルシェ「911 カレラT」が世界一ぜいたくな理由 -
第633回
自動車
新車の値上げに疲れたらコレ! 予算30万円台で買える三菱「トッポ」がコスパ最強すぎる件 -
第632回
自動車
家族車=ミニバンはもう古い? あえてミニバンではなく「3列SUV」を選ぶ3つの理由 -
第631回
自動車
予算100万円で3列シートが手に入る! ホンダ「ストリーム」は中古車市場の隠れたコスパ最強ミニバン -
第630回
自動車
超低燃費のディーゼルか、静粛性とAC電源のPHEVか。マツダ「CX-60」で1200km走って見えた選び方の正解 -
第629回
自動車
快眠必至! ニアジョイも驚いたメルセデスVクラスが最高峰の「極上おもてなし空間」と言える3つの理由 -
第628回
自動車
「こ、こいつ…動くぞ!」限定300台の「シャア専用オーリスII」の作り込みがオタク心をえぐりすぎる件 - この連載の一覧へ















