走りをさらに楽しむためのアイテムも
N-ONE RSに乗ったら、当然走りも楽しみたいところ。純正アクセサリーには、走りに磨きをかけるアイテムが用意されています。それは足回り。この車両に到着されていたホイールはMS-034で1本3万6300円。ホンダアクセス謹製ホイールというと、S660専用に開発した「たわむホイール」ことMR-R01が頭をよぎるのですが、このホイールは「走りの面での専用設計」ではないのが残念。ですがブラックスパッタリング仕上げが美しく、足元をシッカリと引き締めてくれます。
そのホイールの隙間から見えるのは、ドリルドタイプのブレーキローター(3万3000円/左右セット)。N-ONEはフロントだけディスクブレーキなのでフロント用のみですが、ワインディングの下り坂など、フェードしやすい場所でも効果を発揮するハズ。
そしてサスペンション(9万9000円)も見逃せないアイテム。乗り心地の良さや走安性の向上が見込めるだけでなく、地上高が標準設定より6MT車は約10mm、CVT車は約15mm下がるというからうれしいところ。これはスタイリングだけでなく、都市部に多い高さ1550mm制限の立体駐車場でも、バーアンテナをたためばラクに駐車できるから。
もともとN-ONE RSの全高は 1545mmなので1cmの余裕があるのだけれど、それではちょっと不安な気持ちにも。ですがスペック的に2cmのクリアランスがあれば心穏やかです。
欧州車のような走りが楽しめる走行性能
それでは、気になる走りをレポートしましょう。ノーマルはゴツゴツとした角の硬さを感じさせるのに対し、こちらはスポーティーな硬質さの中に、しっとりとした接地感と安心感を抱かせる絶妙な味わい。芯はしっかりしていながら、十分な弾力性ともいえる絶妙さで「最初からこれで売ってよ!」と言いたくなるほど。この足は欧州車の、たとえばアルファ・ロメオに似ているといえば言い過ぎかしら? 街乗りを楽しくさせる演出は見事のひと言。高速道路の段差やスピードバンプなども、振動の収束が早く納まるので、いつまでも揺れて不快ということはありません。
唯さんも助手席に座って「乗り心地がいいですね」と笑顔。ブレーキフィールは誰でも「こっちの方がイイかも」という違いが。適度なストッピングパワーの増加と、何よりカックンしづらくなっているのが美質。ドリルドタイプゆえ、ブレーキング時に「シャー」と音がするのですが、それもまた気分を盛り上げてくれます。
もちろん唯さんにもステアリングを握ってもらいました。「お買い物からちょっとした遠出まで、ちょうどいいですね」と唯さん。マニュアルの操作も軽やか&丁寧にシフトを繋いでいきます。「クルマが適度にロールするんですね。だからクルマのどのタイヤに過重がかかっているのかわかりやすいかも」と通な発言まで飛び出します。「もう少しシフトがショートストロークで、フィールもカチッとしていると好みなんですけれど、全然楽しいですよ。アルミのシフトノブの質感はイイ感じ」とマニュアル操作をしたことがある人ならうなずける解析まで。この娘さん、やりますな!
純正アクセサリーてんこ盛り仕様のN-ONE RSは「毎日の生活にちょうど良く、日常に適度なアクセントを加えてくれるクルマ」というのが、試乗したスタッフ全員一致の意見。もちろん全部取り付けてしまうと、部品代だけで80万円くらいかかってしまうのですが、徐々にステップアップしていく、というのもアリな話。自分やN-ONE RSへのご褒美として、アイテムを加えていくのもイイかもです。何より「思ったほど高いアクセサリーではない」のがうれしいところ。これがスポーツ系車両だと「え?」という値段だったりしますからね。
ひょっとしたらHonda最後の純エンジン搭載MT車になっちゃうかもしれないN-ONE RS。面白いクルマですので、一度チェックしてみてはいかがでしょう。
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