まさに人馬一体!
走る曲がる止まるを楽しめる
今回は取材日が雨天ということ。取材時間の都合、そして美環さんにとってMT車は教習車以来のこともあり、マツダの構内のみの走行となりました。周囲のオトナは「ギアをニュートラルにして、クラッチを踏んでエンジンをかけてね」と優しくレクチャー。本人は知っていたようです。エンジンボタンを探すも、キーエントリーだったことを思い出して始動。そのまま1速に入れて半クラッチでするするっと発進します。
実にスムースな発進に一安心する本人。オジサンたちはむしろエンストしないことにションボリです。そのまま2速、3速と入れてクルマを運転する美環さん。機会があれば、ワインディングを楽しんでもらいたいところです。
緊張した面持ちながらも、積極的にギアチェンジをしながら「マニュアルって楽しいかも!」という言葉に嘘偽りはなさそう。「クルマが思った通りに動く感が、ほかのクルマと違って凄く感じました。座席の高さ調整ができないので、座布団とかがほしくなりますけれど、ボディーサイズがちょうどよくて、運転しやすい印象を受けました」と笑顔が印象的でした。
オジサンたちも少し運転。「さすがに時代を感じるよね。NDに乗った後だと特に……」「クラッチが結構奥で、スパっとつながる感じがする」「シフトのストロークが短くていい。スコッと入るフィールは気持ちいい」と勝手な事を言い出すわけですが、「確かにNA型にハマったら、ほかのクルマは霞むかもね」という部分では意見が一致。クルマを操っているという感覚はもちろんですが、長年使うとなじみそう、という相棒感を抱くのです。
このNA型に惚れた方に向けて、マツダはレストアサービスを実施しています。ゴム類をはじめ、痛んだボディーなどを修復して、まるで新品のようによみがえらせることができるのだとか。金額はボディーとエクステリアの基本メニューが254万7000円(税込)から。エンジンや内装もふくめたフルレストアだと、約500万円(税込)からとなっています。「新車のNDが買えるじゃないですか!」と驚くわけですが、愛は盲目であり、クルマとともに作った思い出は、お金で買えない価値があります。こういったサービスをメーカーが行なうことはうれしい限りですし、オーナーも安心できるというものです。
「復刻パーツは多種多様、ご用意しております。実は現在履いているタイヤやホイールも復刻品なんですよ」と杉山さん。タイヤは乗り味に大きく影響しますし、ホイールもうっかりガリっとしてしまいがちですからね。
こうしてNA型を楽しんだ美環さんとオジサンたち。次回はNB型をチェックします。
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります
この連載の記事
- 第672回
自動車
さらばA110。プロが自腹買いする名車。最後の過激な限定車「アルピーヌ A110 R 70」の魔力 - 第671回
自動車
15年前のクルマと侮るなかれ! 燃費22.5km/Lの実力派、2代目ソリオを再評価する - 第670回
自動車
e-4ORCEでついに完成形へ! 35周年の日産のミニバン「セレナ」が選ばれ続ける理由 - 第669回
自動車
椅子が外れて広大な荷室に!? ルノー「グランカングー」は国産ミニバンとココが違う - 第668回
自動車
「NSXでキャンプ」は実在した!? テールゲートに荷物を詰め込むスーパーカー・アウトドアの衝撃 - 第667回
自動車
さよならMAZDA2。消えゆくマツダの看板小型車は「今こそ買うべき最強のホットハッチ」だった - 第666回
自動車
国産ミニバンに飽きたらコレ! クセ強なフランス車「ベルランゴ」は長距離ドライブの最高の相棒だった - 第665回
自動車
【独御三家SUV対決】新型アウディ「Q3」登場! BMW「X1」、ベンツ「GLA」と比較してわかった真の買いモデル - 第664回
自動車
日産「セレナ」は上位グレード限定の“特権”に注意! 2026年最新版の進化ポイントを解説 - 第663回
自動車
「こんな小せぇJeepがあるか!」本国アメリカ人も驚く極小ハイブリッドSUVが日本上陸







