創業100周年を迎えたマツダ。同社を代表する1台「ロードスター」は、そんな同社の歴史において30年以上、4代にわたって続くロングセラーモデルです。それはまた、世界で一番売れたライトウェイトオープンスポーツカーであり、世界中で愛され続けるモデルでもあります。
そこで実家のクルマがNB型ロードスターの美環さん(自称・永遠の18歳)をお迎えし、世界中で愛され続けるロードスターの魅力を知ろうというのが今回の企画。はたして今でも過去のロードスターは色あせぬ魅力があるのでしょうか。
世界中に衝撃を与えた初代NAロードスター
第一回に紹介するのは、1989~1997年まで製造されていたNA型と呼ばれる初代モデル。偉大なるご先祖様です。
とはいえ、昔のクルマなので美環さんもわからないことがいっぱい。そこで特別にマツダR&Dセンター横浜で広報車の受付を担当する杉山さんに色々と教えてもらいました。ちなみに杉山さんが一番好きなのはこのNA型だそうで、その理由は後ほど。
「これがユーノス・ロードスターです!」と見せるマツダR&Dセンター横浜で広報車の受付を担当している杉山さん(写真左)。なお取材・撮影は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、ソーシャルディスタンスおよびマスク着用などに配慮して行ないました
杉山さんによるとロードスターは、マツダが北米に開設していた「MAZDA RESEARCH of AMERICA」のスタッフが、MGのようなライトウェイトカーがあればと話したことが事の始まりなのだとか。「そこで有志の手で試作車を製作。アメリカやイギリスなどでテストを繰り返していたところ、一般車が追いかけてきて譲ってほしいと言われたという逸話が残っているんですよ」とか。
その後、開発は正式にスタート。1989年5月にアメリカ発売を皮切りに、日本では9月1日に発売されました。
「当時、マツダは5つの販売チャンネルがありました。ロードスターはユーノス系列で販売されていたので、ユーノス・ロードスターとして販売されていました。エンブレムもユーノスのロゴなんですよ」と杉山さん。それを聴いていた周囲のオジサンたちは「オートザムとかありましたねぇ」「RX-7はアンフィニ店でしか買えなかったんですよね」などと取材そっちのけで昔話に花を咲かせます。「ちなみにロードスターは、海外ではMX-5という名前で販売されています。ですが北米のみMX-5ミアータという名前が付けられています。ミアータとは昔のドイツの言葉で贈り物とか報酬という意味なんですよ」。へー!
丸みを帯びたデザインは美環さんの好みとするところ。「さらに可愛くなるんですよ」と杉山さんは運転席を少し操作。するとリトラクタブルヘッドライトが稼働し丸目のヘッドライトが点灯するではありませんか。「この丸いヘッドライトと形が、どこかカエルに見えて好きなんですよ」と杉山さんはニッコリ。美環さんも「可愛い! これ好み!」と同調し、NA型ロードスターはカワイイという話題でガールズトークに花が咲きます。いっぽうオジサンたちは「スポーツカーといえばリトラですよね」「でも色々な事情で市場から消えましたねぇ。カッコいいのに」「最後の国産リトラはRX-7でしたねぇ」「FD3S、欲しかったなぁ」「俺、FC3S乗ってました!」と、勝手に盛り上がります。まったくもって取材が進みません。
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