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新車を買った情報2020 第67回

人気のケルヒャー「K MINI」は買いなのか

2020年10月31日 12時00分更新

文● 四本淑三 編集● ASCII

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■電源を伸ばすか高圧ホースを買い足すか

 さて、そろそろ結論です。同じ性能ならK2クラシックが半額。騒音の低さを求めるなら水冷式。家の掃除なら充電式も便利。そしてK MINIは収納性と手頃なパワーの両立が命。そんなところです。

 もし奥様が「K MINIじゃなきゃ嫌だ」というなら、ぜひ従ってください。付属ホースの短さは、洗車用のホースリールとAC延長コードを接続すればいいだけ。本体を移動しながら使えばカバーできます。こんな感じで。

 ただし足元にホースやコードが散らかって面倒ですから、自分用の高圧ホースを調達し、洗車の時だけ使うのも手です。付属のホースは奥様に思う存分使っていただきましょう。ケルヒャークイックコネクト対応の高圧ホースは、アマゾンの激安品なら10メートルで3千円程度です。

 安物は品質が不安という方は、ケルヒャー純正10メートルのプレミアムフレックス高圧ホースが1万780円。付属品を延長するなら、6メートルの延長高圧ホースが9千108円。いずれも本体と合わせて3万円オーバーですが。

■洗車用なら「K3サイレント」の方が安上がり

 そこで悩ましくなってくるのが、洗車用の定番ケルヒャー「K3サイレント」の存在です。水冷式で静かでパワーもあるのに、値段はK MINIと変わらない2万1千円台。最初から10メートルの高圧ホースが付いていますから、何も買い足す必要がなくこちらの方が安上がりです。

 常用吐出圧力も7.5メガパスカルで、うちのリョービと同じ。スノーフォーマーとしても、K MINIより滞留時間の長い泡が作れるはず。

 騒音のメーカー公称値は電源周波数で差があり、50ヘルツ仕様で「62デシベル」、60ヘルツ仕様で「65デシベル」。空冷式のK MINIはメーカー公称値「72デシベル」ですから、7〜10デシベルも静かなわけです。作業スペースさえ確保できるのであれば、ベランダ掃除もこちらの方が向いています。

 ただし重量は10.3キロ。「そんなの持てるかっ!」と奥様に怒られたら、ご主人がベランダや網戸の掃除を担当されるのはいかがでしょうか? うまくいけば、たったそれだけの努力で万事解決です。

 それぞれのご家庭に合った素敵な選択を。それではまた。

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