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新車を買った情報2020 第42回

マツダ ロードスターRFのセカンドカーはホンダ フィットも魅力

2020年02月08日 12時00分更新

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マツダ3がダメならCX-30があるじゃない

 ただ、それもこれもCセグの普通のクルマが売れていないせい。それをカバーしようってんで、標準車の屋台骨を使ったSUVを別に用意しているところも、スバルとマツダは同じ。インプレッサのSUV版が「XV」、そしてマツダ3が「CX-30」であります。

 CX-30の現物を間近で見たのは今回が初めてですが、新色のポリメタルグレーメタリックが亜外車感を醸しておりまして、内装のデザインや質感も素晴らしい。もろにSUVルックなら「ジープっぽいの禁止」という我が社の要求にひっかかりそうですが、この形ならギリギリ騙し通せるかもしれません。

 ただ、ホイールアーチとドア下をつないだ黒い無塗装樹脂。これがゴム長にズボン突っ込んだようで私は好きなれないんですが、これはSUVらしく腰高に見せる工夫で、高さはマツダ3の1440mmから1540 mmに、最低地上高は140 mmから175 mmに上がった程度。これを付けときゃ開発のモトが取れるというなら文句はありません。

 シートヒーターは「20S PROACTIVE」というグレードからオプション設定があり、そのAWD仕様をウェブで見積って見ると約305万円。予算オーバー分はあれこれ粘ればどうにかなりそうですが、ホイールサイズが18インチですからランニングコストに響くわけでして、社用とすれば明らかに贅沢なクルマです。

 ただ、普段ロードスターに乗っているせいか、運転席に座っても違和感がない。アクセルペダルは床から生えているし、電装品の操作系は機械式のボタンとダイヤルのみ。最近はコストダウンを狙ってドイツ車までタッチパネル化を進めていますが、操作の確実性、安全性の点で機械式に代わるものではないはずです。なんとか騙したい。

 というわけで結論としては、本命ヤリス、対抗フィット、単穴インプレッサ、大穴でCX-30というところ。社用車の入れ替えがうまく行くよう、オリンピックがあってもなくてもその後の景気後退が想定内で済むよう祈らずにはいられません。

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