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新車を買った情報2019 第2回

マツダ ロードスターRFで北海道の雪道は走れるのか

2019年01月12日 12時00分更新

文● 四本淑三、編集●西牧

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好きだったら多少の面倒は我慢できる

 そう考えますと、走るにしても曲がるにしても、急の付く動作をするとすぐに滑り始めるFRは、逆に安全と言うこともできます。限界が低いので、大したスピードも出せませんから、万が一のことがあっても被害は少ない。

 そもそも後輪駆動がまるでダメというわけでもありません。それが証拠に、北海道のタクシーのほとんどが、まだクラウンコンフォート。これは昔ながらのFRであります。丁寧な運転を心がければ、除雪の行き届いた平坦な市街地や幹線道路なら、当たり前に使えるんであります。

 それに少数派とはいえ、北海道では、まだ結構な種類の後輪駆動車が走っております。トヨタの86、スバルのBRZを筆頭に、RX-7、RX-8、S2000、日産だったらフェアレディZ、そしてS660、ビート、NSX、MR2といったミッドシップ勢、もちろん歴代ロードスターは、RFも含めてみんな走っております。

 後輪駆動のクルマを買おうにも、いまどき車種は限られている。だから、みなさんクルマがお好きなんでしょう。そして、好きだったら、多少の面倒は我慢できるわけです。私は我慢しますよ、ええ。だってカッコいいんだから。

 要は使いようなんであります。どんなクルマにも能力の限界はある。大切なのは、それを理解して、限界を超えないように使うこと。つまり試されるのはクルマよりも自分。そういうことなんであります。

 それでは吹雪の中走り出した様子を、いつものようにVTRに撮ってございますんで、ご覧ください。

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