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性能も機動力も最高峰! 「VAIO Z」ロードテスト 第10回

起動もアクセスも高速! 「VAIO Z」の爆速SSDを検証

2012年05月07日 16時00分更新

文● 高橋量

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まさに圧倒的な速さ!
SSD+RAIDのベンチマーク結果

 VAIO Zに搭載されているSSDのアクセス速度を「CrystalDiskMark」で計測したところ、シーケンシャルな読み込みで毎秒920.1MBという結果に。これは速い、というよりも異常な速度だ。たとえばDVD1枚ぶんのデータのコピーに5秒かからないと考えるとイメージしやすいだろう。書き込みやランダム読み込みも速く、SSD+RAIDの構成がいかに強力かということが分かる。ノートPCで一般的な5400回転のHDDとは、比べ物にならないほど高速だ。

VAIO Z(VPCZ239FJ/B)に搭載されているSSDのディスクアクセス速度

5400回転のHDDのディスクアクセス速度

 実際のファイル操作に関しても、SSDは圧倒的に速い。VAIO ZのSSDと5400回転のHDD、USB2.0のUSBメモリーの3種類で2000個(1.35GB)のファイルコピーにかかる時間を計測したところ、以下のような結果となった。

ファイル2000個(1.35GB)のコピーにかかった時間

 HDD上でのファイルコピーは35.5秒なのに対し、VAIO ZのSSDでは半分以下の14.4秒しかかからなかった。ちなみにUSBメモリーへの書き込みは読み込みよりも時間がかかるため、参考程度に考えていただきたい。

 ファイルのアクセス速度が速いということはそれだけ待ち時間が短くてすむということであり、ひいては仕事をこなすスピードもアップすることにつながる。仕事をバリバリこなしたい人にこそ、第3世代SSD RAIDを搭載するVAIO Zがオススメなのだ。

試用機の主なスペック
製品名 VAIO Z
型番 VPCZ239FJ/B(Black)
CPU Intel Core i5-2450M(2.5GHz)
チップセット Mobile Intel HM67 Express
メインメモリー 4GB
ディスプレー(最大解像度) 13.1型ワイド(1600×900ドット)、LEDバックライト、低反射コート
グラフィックス機能 AMD Radeon 6650M(1GB、Power Media Dock接続時)、Intel HD Graphics 3000(CPU内蔵)
ストレージ 128GB 第3世代SSD RAID(64GB×2)
光学式ドライブ DVDスーパーマルチドライブ(Power Media Dock接続時)
通信機能 有線LAN(1000BASE-T)、無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n)、Bluetooth 2.1+EDR、WiMAX
インターフェース USB 2.0端子、アナログRGB端子、HDMI端子、USB 3.0(Power Media Dock接続兼用)。Power Media Dock接続時は、USB 3.0端子、USB 2.0端子×3、アナログRGB端子×2、HDMI端子×2
カードスロット メモリースティック Duoスロット、SD/SDHC/SDXCメモリーカードスロット
テレビ機能
サウンド機能 ステレオスピーカー、モノラルマイク、ノイズキャンセリングヘッドホン、デジタルノイズキャンセリング機能
セキュリティー機能 指紋センサー
ウェブカメラ “Exmor” CMOS センサー搭載 HDウェブカメラ(有効画素数131万画素)
本体サイズ/重量 約幅330×奥行き210×高さ16.65mm/約1.165kg、Power Media Dock:約幅148×奥行き220×高さ16.65mm/約685g
バッテリー駆動時間 付属バッテリーパック:約9時間、別売バッテリーパック:約9時間(内蔵用)、約17.5時間(内蔵用+拡張用)
OS Windows 7 Home Premium SP1(64bit)

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