ミラクル・リナックス(株)は、『MIRACLE LINUX Standard Edition V2.1』を7月29日に発売することを発表した。
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『MIRACLE LINUX Standard Edition V2.1』 |
『MIRACLE LINUX Standard Edition V2.1』は、業務システム向けのディストリビューション。『MIRACLE LINUX V2.0』をベースに、『LKST』や『LKCD』など、業務システム向けに信頼性を高める拡張がなされている。また、『Oracle9i Detabase for Linux』などのオラクル製品に最適化されており、設定変更やパッチなしで『Oracle9i』データベースやアプリケーションサーバを利用することができる。ファイルサーバはWinbindに対応した『Samba 2.2.4日本語版』を採用しており、ファイルサーバをWindowsドメインから管理することができる。
そのほか、Xeonのハイパースレッド技術への対応や、各種Gigabit EthernetカードやSCSIカード、RAIDカード、ホストバスアダプタに対応したデバイスドライバが搭載されており、最新のハードウェアを利用することも可能だ。
『MIRACLE LINUX Standard Edition V2.1』のおもな仕様と動作環境は以下のとおり。
- おもなソフトウェアの仕様
- カーネル 2.4.9
- glibc 2.2.4
- XFree86 4.1.0
- 動作環境
- CPU……Pentiun Pro以上(Pentium II以上推奨)
- HDD……400MB以上(2GB以上推奨)
- メモリ……128MB以上(256MB以上推奨)
製品の価格は6万円で、ミラクル・リナックス(株)の代理店を通じて販売される。また、「Oracle Technology Network」のWebサイトを通じた評価版のダウンロードが提供されている。
