6月27日、ミラクル・リナックス(株)、バックボーン・ソフトウェア(株)、NECソフト(株)はLinuxベースのサーバソリューション分野での提携を発表した。この提携により、Linuxディストリビューション『Miracle Linux』、データベース『Oracle 8i』、バックアップソフトウェア『NetVault』をバンドルし、NECソフトがサポートを提供する統合したパッケージが登場することになる。
このパッケージの名称はまだ未定だが、バンドルされるソフトウェアは以下のものになる予定。
- 『Miracle Linux 1.1』
- 『Oracle 8i 8.1.7』
- 『NetVault 6.03』
『NetVault』の中には、『Oracle 8i』のオンラインバックアップに対応するための「Oracleオンライン・プラグイン・モジュール」も同梱する予定。サポート面では、インストールから設定、管理にいたるトータルなサポートをNECソフトが提供する。このパッケージは7月末頃から販売を開始する予定で、価格は未定。対象は業務基幹系用途。
デモンストレーション
バックボーン・ソフトウェア(株)では、6月27日から6月29日まで東京ビックサイトで開催されている「データストレージEXPO」で、このパッケージによるバックアップのデモを行なった。このデモでは、GUI上ですでにマウントされたデバイスを選択し、バックアップ先となるデバイスを指定するだけでバックアップをとることができる点が紹介された。
今回のデモを行なったサーバ。 |
『NetVault』のメニュー画面。メニューから機能を選択して、GUIで設定するだけの操作でバックアップやレストア、ジョブ管理が可能。 |
デバイスマネジメント画面。仮想テープライブラリの設定なども可能で、実際には1つのハードディスクを複数のテープドライブとして認識させることが可能。 |
ジョブ管理画面。スケジュールを指定してバックアップやレストアを行なうことが可能。実際に処理している部分が反転表示、停止している部分は水色でハイライト表示されている。 |