昨年11月にラスベガスで開催された「Autodesk University Las Vegas 2017」に参加した。
「Autodesk University(AU)」は、図面作成(CAD)ソフトウェアを主に開発している企業、Autodesk社が開催する顧客向けのカンファレンスだ。世界の各地で開催されており、日本でも「AU Japan」が毎年開催されている。
AUの中で、「AU Las Vegas」は世界最大に相当する。
ラスベガスには大きなコンベンションセンターがいくつかあり、様々な企業や団体のイベントが開催されている。その中でも毎年1月に開催されるコンシューマー・エレクトロニクス・ショー「CES」が有名だろう。多くの家電新製品が発表され、プロトタイプが展示される、ラスベガス最大の見本市だ。
筆者はCESに参加する目的でラスベガスに何度か訪れたことがあるが、AUに参加するのは初めて。
CADは「computer-aided design」の略で、コンピューターを用いて設計をすること、あるいはコンピューターによる設計支援ツールのことを指す。コンピューター支援設計と訳されることもある。
Autodeskの主要なソフトウェアはAutoCADシリーズ、Inventor、Alias、Maya、3ds Max、Softimageなど。3Dアニメーションから建築まで幅広い業界で使用されている。私が日常的に使うのはInventor、EAGLE、Fusion360だ。
Inventorは機械設計向け3D CAD、EAGLEはPCB 設計ソフトウェア、Fusion 360はクラウドベースの CAD/CAM 設計ソフト。この連載で、Fusion 360のシミュレーション機能を取り上げたこともあった。
AUはAutodeskのユーザーがソフトウェアに関する業務に役立つ情報を学び、交流する場でもある。今回筆者は、きゅんくんとは違う、本名名義の仕事でAUに参加した。
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