東京から東北サファリパークへ
片道約280kmのロングラン
ということで、渋谷近くの首都高速中央環状線(C2)富ヶ谷出入口を起点に、福島県の東北サファリパークまでの約280kmを走ってみたいと思います。出発時のバッテリー残量は88%で、291km走行可能との表示。数字の上では行けそうですが、最寄りの二本松ICを降りてから充電できる場所があるかわからないので、手前の安達太良SAで充電することになるでしょう。そこまで行ければよいのですが。
C2から東北道の浦和料金所へ。この時点でバッテリー残量は79%。あまり減っていないことに驚きです。
高速道路ではクルーズコントロールをオン。フラフラせずキチンと動作するばかりか、コーナーの手前ではシッカリと減速する印象です。乗り心地はちょっと硬めで、ついでに言えばステアリングも重め。軽自動車っぽくないなぁと思いながら、安全運転です。
歳を重ねるとトイレが近くなるものでして……。佐野SA(下り線)で小休憩。ここまで90km近く走って、消費電力量は9.9kWhとのこと。バッテリー残量は61%で、194km走行可能とのこと。残りの距離は188kmなので、これはギリギリ行けるのでは?
突然の豪雨で残量が急減、那須高原SAで充電
佐野SAで休憩後、再び東北道を北上。すると突然の豪雨に襲われました。豪雨でもクルーズコントロールはシッカリと機能して安心なのですが、タイヤの接地感が薄れてちょっとこわいかも。あとでタイヤを確認したら、中国のサイルン製でした。
ステアリングを握りしめ、「老眼で暗い道はこわいのに、雨だなんて……」と思いながら走行。ふとメーターを見ると、急激にバッテリー残量が減っていくではありませんか。バッテリー残量は17%/44kmなのに対し、目的地までの残りは85km。全然足りないので、那須高原SAで充電することにしました。
新電元製の急速充電器に接続し、充電スタート。雨なので車内でメーターを見ながら「おぉ、ちゃんと50kWで入っているなぁ」などと思いつつ30分を過ごしました。30分後、67%まで回復。これなら確実に到着できるでしょう。
……なのですが、那須高原SAの次の安達太良SAで再充電。というのも、二本松ICを降りてから東北サファリパークまでの道のりは、ずーっと上りの山道。山の中で電池切れ、というのはシャレになりません。残量が5割を切っていたこともあって、今度はニチコン製の充電器につないで一休み。
15分で出力ダウン!? 時間課金の悩ましさ
充電器のディスプレイを見て時間をつぶしていたのですが、最初は50kW近い出力で景気よく充電していたものの、15分を過ぎた途端に30kWへと出力ダウン。「おいおい、これはどうなってるんだ?」と思ったら、急速充電器の中には、最初の15分だけ最高出力で充電し、15分が経過すると、安全管理やケーブル・バッテリー保護の観点から出力を制限するものがあるのです。
それでいて、料金は77円/分(e-Mobility Power会員が高速道路で充電した場合)で変わらない……。何か納得できないですよね。出力別の時間課金ではなく、充電量に応じたkWh課金方式にしていただきたいものです。
後席を活かせば車中泊もラクラク
こうして94%まで充電。朝早いこともあり、ちょっと仮眠することにしました。
助手席側の後席の座面をチルトアップし、空いたスペースに荷物を置いて、助手席を倒すだけ。こうすれば頭の上に荷物がなくなってスッキリ。この使い勝手のよさ、やっぱりN-BOX……。
2回の充電で東北サファリパークに到着
朝起きて、二本松ICで東北道に別れを告げ、「野生の王国・東北サファリパーク」に到着。2回の充電でたどり着くことができました。残量も十分なので、この辺りで色々遊んでも大丈夫そうです。
園内の駐車スペースに停めようとリバースに入れると、センターディスプレイにバックカメラの映像が表示されます。さらに左右の死角の映像も表示。これは車庫入れにとても便利!
ホワイトライオンとご対面、ラッコの実力は?
こうしてホワイトライオンとご対面。ホワイトというより金色といった印象でしたが、ともあれカッコいい。堪能しました。
EVだからパワフル。それでいて静か。軽自動車こそBEVだよなぁと思っていたのですが、ラッコはほかの軽EVよりも静粛性が高いように思います。これを知ったら、ガソリンエンジンの軽自動車には戻れません。これから軽自動車を買うならBEV、それもラッコでは? という思いになります。
ただ、気になったのはルームミラー。取り付け位置がとても高く、見ようとすると首を相当上に向けないと見ることができません。ここはちょっと改善してほしいなぁと思いました。
ですが、それ以外に目立って気になる部分はなく、軽自動車の新しい扉を開いたような気がします。カワイイ名前で、よくできた子。とても初めての軽自動車とは思えない出来栄えでした。
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります
この連載の記事
- 第693回
自動車
日産「セレナ ルキシオン」はニアジョイも「新幹線より快適」と絶賛! 600km走破してわかった推せる理由 - 第692回
自動車
日産のSUV「新型キックス」の静粛性はライバルを圧倒。10年かけて進化したe-POWERの完成度が高すぎる - 第691回
自動車
520万円から買えるオシャレSUV! 隠れキャラ満載のJeep「コンパス」に大人の遊び心を見た - 第690回
自動車
750万円の水素SUV「NEXO」フルモデルチェンジ! EV時代にあえて燃料電池車を選ぶ理由はあるか? - 第689回
自動車
エンタメはスマホ任せの潔さ! スズキらしい“超実用主義”な「スズキコネクト」レビュー - 第688回
自動車
立体駐車場に入る質感重視のCX-30か、最新ITと広さのCX-5か? 価格がダブるマツダSUVの「罪深き比較検証」 - 第687回
自動車
便利装備は一切なし! 究極の実用性と乗り心地で勝負するルノー「グランカングー」の清々しさ - 第686回
自動車
【打倒アルヴェル】新型エルグランドが王者を超えた!? 自動車税も安くて「走り」が別次元な理由 - 第685回
自動車
往復で充電6回!? ホンダ「N-ONE e:」で東京〜セントレアを走破してわかった、軽EVのリアルなコスパ - 第684回
自動車
家族を乗せてサーキットへ!? 実用性と狂気を併せ持つ「GRカローラ 25式後期」の完成度












































