クルマの状況と異常もアプリで知ることができる
また、クルマとアプリでつながっていますから、クルマの状況の把握もできます。アプリのステータス表示に移れば、「マイカーステータスチェック」機能でオドメーターや航続可能距離を確認できます。
また、「締め忘れ通知」「警告灯通知」「セキュリティアラーム通知」機能で、ドアの締め忘れや、セキュリティアラームの作動なども警告として通知してくれます。これまで走行した「ドライブ履歴」は、走行距離と時間のみとなります。移動先はわからないタイプです。
事前に走行時間やエリア、スピードを設定しておき、それを超えたときにスマートフォンに通知する「ドライブ見守り通知」機能もあります。自分以外の家族のクルマの使用を見守ることができるというもの。遠隔地に住む、高齢家族のクルマの使用状況をチェックしたい人には助かる機能でしょう。
自車位置を確認でき、目的地を事前にクルマに送る
マップを使う機能が「カーファインダー」と「目的地送信」機能です。「カーファインダー」は、アプリのマップ画面で、駐車しているクルマの場所が表示されるというもの。大規模商業施設などで、駐車位置がわからなくなって困った! という経験のある人も多いはず。そんなときに非常に助かる機能です。
「目的地送信」は、クルマに乗る前に、アプリで目的地を設定しておく機能です。クルマがアプリの送信データを確認するのは、エンジン始動時なので、走行前に送信しておく必要があります。走行中は使えませんので注意を。
万一の事故対応から、Amazonアレクサ、Wi-Fiの使用まで
今回の試乗では使用しませんでしたが、他に万一の交通事故時に通信する「SOSコール(エアバッグ展開時自動通報機能付き)」や、Amazonアレクサを音声でリモート操作する「リモートボイスコントロール」、車内でWi-Fiによるネット接続をする「docomo in Car Connect」(ドコモとの契約が必要)、「自動ソフトウェアアップデート(OTA)」といった機能も用意されていました。
【まとめ】今どきの欲しい機能がきっちり揃っている
今回の「デリカミニ」は、三菱自動車として、初めてGoogleインフォテインメントシステムを大々的に組み込んだモデルです。その「デリカミニ」のインフォテインメント系を試してみて思ったのが、「このスタイルが、これからのスタンダードのひとつになるのではないか」ということです。
ナビと音楽はGoogleとApple CarPlay/Android Autoなどに任せて、クルマと離れたときに自動車メーカーのコネクテッド・アプリを使うというスタイルです。もちろん、ナビを自前で賄い続ける自動車メーカーもあるでしょう。けれど、ナビと音楽は外部に任せるというスタイルも定着するはず。
普段からGoogleのサービスをスマートフォンで利用している人であれば、Googleインフォテインメントシステムは使いやすいことでしょう。今回の試乗でも、何の違和感もなく使うことができました。
そして、なによりも素晴らしいと思うのは、軽自動車というエントリーのジャンルから、最新機能を載せたということです。「デリカミニ」の価値を高めるシステムと言えます。
筆者紹介:鈴木ケンイチ
1966年9月15日生まれ。茨城県出身。国学院大学卒。大学卒業後に一般誌/女性誌/PR誌/書籍を制作する編集プロダクションに勤務。28歳で独立。徐々に自動車関連のフィールドへ。2003年にJAF公式戦ワンメイクレース(マツダ・ロードスター・パーティレース)に参戦。新車紹介から人物取材、メカニカルなレポートまで幅広く対応。見えにくい、エンジニアリングやコンセプト、魅力などを“分かりやすく”“深く”説明することをモットーにする。
最近は新技術や環境関係に注目。年間3~4回の海外モーターショー取材を実施。毎月1回のSA/PAの食べ歩き取材を10年ほど継続中。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 自動車技術会会員 環境社会検定試験(ECO検定)。

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります
この連載の記事
- 第691回
自動車
520万円から買えるオシャレSUV! 隠れキャラ満載のJeep「コンパス」に大人の遊び心を見た - 第690回
自動車
750万円の水素SUV「NEXO」フルモデルチェンジ! EV時代にあえて燃料電池車を選ぶ理由はあるか? - 第689回
自動車
エンタメはスマホ任せの潔さ! スズキらしい“超実用主義”な「スズキコネクト」レビュー - 第688回
自動車
立体駐車場に入る質感重視のCX-30か、最新ITと広さのCX-5か? 価格がダブるマツダSUVの「罪深き比較検証」 - 第687回
自動車
便利装備は一切なし! 究極の実用性と乗り心地で勝負するルノー「グランカングー」の清々しさ - 第686回
自動車
【打倒アルヴェル】新型エルグランドが王者を超えた!? 自動車税も安くて「走り」が別次元な理由 - 第685回
自動車
往復で充電6回!? ホンダ「N-ONE e:」で東京〜セントレアを走破してわかった、軽EVのリアルなコスパ - 第684回
自動車
家族を乗せてサーキットへ!? 実用性と狂気を併せ持つ「GRカローラ 25式後期」の完成度 - 第683回
自動車
テスラ「モデルY L」はファミリー向けEVの大本命! 圧倒的走りと3列目のリアル - 第682回
自動車
航続320kmでフル装備! BYDの軽EV「RACCO」は日本の軽自動車の“聖域”をどう切り崩すか






