誰もがスマートフォンを持つ今、クルマにも通信機器が搭載されるようになりました。通信できるのであれば、そのコネクテッド機能を使ったサービスも生まれます。そんなコネクテッドサービスに注目した連載第2弾をお届けします(前回はスマホとクルマの連携! ダイハツコネクトはアプリで走行履歴やクルマの場所がわかる)。
そんな最新のカーコネクテッド機能をロングドライブで試してみました。サービスは、日産の提供する「NISSAN Connect」、クルマは日産の電気自動車「アリア」です。
電気自動車のロングドライブをアプリでサポート
日産車オーナー向けに日産が提供するコネクテッドサービスがNISSAN Connectです。通信機能を使って、カーナビの地図更新(OTA地図自動更新機能)や、ドライブの履歴記録(ドライブ履歴機能)、事故時のサポート(SOSコール機能)など、多彩な機能が用意されています。サービス価格は年間7920円を基本とし(一部車種は6600円)、プロパイロット 2.0機能を使う場合は、年間2万5520円となります。
ちなみに、日産のNISSAN Connect対応車種のうち、最も数多くの機能を実現しているのが「アリア」です。そこで今回は、日産の電気自動車(バッテリーEV)「アリア」の広報車と、NISSAN Connectのアプリをインストールしたスマートフォンをお借りして、東北への往復1600kmを超える旅に出かけました。
アプリを使って出発前に道程と急速充電器の出力をチェック!
NISSAN Connectには、さまざまな機能が用意されています。その中で、クルマから離れた状態でサービスを利用するものがスマートフォンアプリの「NISSAN Connect」です。アプリのトップ画面には、バッテリーの充電状態と航続可能距離、クルマの駐車位置が表示されており、クルマから離れた状態でドアロックとエアコン操作が可能です。
また、目的地までの道のり(ルート)をアプリの「ドアtoドア ナビ」機能で、出発前に決めておくことができました。この機能ではルートだけでなく、目的地までの道程のどこで充電をすればよいのかを提案してくれます。「充電スポット満空情報」では、急速充電器の出力を確認することもできました。これまでの急速充電器は、50kWの出力がスタンダードでしたが、最近では90kWや150kWという高出力の急速充電器が少しずつ増えています。そうしたパワフルな急速充電器を使うことで、より大きな電力を1回で充電できるので航続距離も増えるのです。この出力情報は本当にありがたいものでした。
アプリに届く「充電終わり」のメッセージも助かった
地味だけど、あってうれしかったのが「お知らせ機能」です。高速道路のサービスエリアなどで急速充電をするときは、30分間の充電時間中にずっとクルマの中や側にいるわけではありません。お茶や食事、トイレなどでクルマを離れることもあります。そのときに「充電が停止しました」という充電終了のメッセージがアプリに届くのです。次に待っている人もいるかもしれないサービスエリアでは、欠かせない機能と言えるでしょう。
また、Androidスマホだけの機能として、スマートフォンに届いたメッセージをクルマのナビで受け取り、読み上げる「Nissan Message Park」という機能も用意されています。
走行後には、走行距離、走行時間、平均電費を「ドライブ履歴」機能でチェックして、翌日のドライブ計画に役立てました。ドライブ終了後に、まとめたレポートを作成するのにも大活躍した機能です。
音声認識機能を使い分けて情報を検索
アリアのNISSAN Connectには、会話風の音声認識機能が2つ用意されていました。ひとつが「Amazon Alexa」で、もうひとつが「ボイスアシスタント」です。2つの機能の違いは、ナビやエアコンなどクルマの操作はボイスアシスタントの担当であり、ニュースや天気予報、ラジオアプリなどの車外の情報はAmazon Alexaが担当します。筆者は普段からAmazon Alexaを自宅で利用していますから、ドライブ中にいつもと同じように天気予報やニュースをお願いできました。
ちなみに、ナビには「Googleサービス」が搭載されており、こちらも声で検索ができます。また、NISSAN Connectには、有人オペレーターにナビの目的地を探してもらえる「オペレーターサービス」までも用意されています。どうしても目的地が見つからないというときに使える、ありがたいサービスと言えるでしょう。
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