あのクルマに乗りたい! 話題のクルマ試乗レポ第620回

普段使いのエブリイか、積載特化のハイゼットか? 人気軽バン2台を乗り比べてわかった決定的な違い

文●矢田部明子 写真●吉野健一 編集●ASCII

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 クルマ好き女子の矢田部明子です。今回はスズキの「エブリイ」、ダイハツの「ハイゼットカーゴ」、買うならどっち!? ということで、この2台を検証していきたいと思います。

 2台ともバンタイプの商用車ですが、アウトドアで遊ぶ人にもピッタリなクルマになっています。同じような価格&同じような仕様なので、どちらも乗ったことがある私が、それぞれの感想をお伝えしたいと思います。ほぼ同グレードに当たるJOIN(エブリイ)とクルーズ(ハイゼットカーゴ)を揃えたため、より分かりやすく比較していきます!

スズキ「エブリイ JOIN」
(アイビーグリーンメタリック)の主なスペック
サイズ 全長3395×全幅1475×全高1895mm
ホイールベース 2430mm
車重 890kg
エンジン 658cc 直列3気筒
最高出力 36kW(49PS)/6200rpm
最大トルク 60N・m(6.1kgf・m)/4000rpm
乗車定員 2人[4人]
駆動方式 後輪駆動
価格 143万1100円~
ダイハツ「ハイゼットカーゴ クルーズ」
(ブラックマイカメタリック)の主なスペック
サイズ 全長3395×全幅1475×全高1890mm
ホイールベース 2450mm
車重 930kg
エンジン 658cc 直列3気筒
最高出力 34kW(46PS)/5700rpm
最大トルク 60N・m(6.1kgf・m)/4000rpm
乗車定員 2人[4人]
駆動方式 後輪駆動
価格 129万8000円~

対決 その1:荷物を積むのにうれしい
ハイゼットカーゴのユーティリティ

 まずは価格から! 同グレードで比較するとエブリイのほうが若干安くなっています。また、ハイゼットカーゴにはワゴンタイプの設定がありません。

 エクステリアに関しては、2台に大きな違いはありません。好きなほうを選びましょう。

 荷室の広さですが、数値的にはエブリイの方が荷室高と荷室幅が15mm大きくなっています。どちらも床にはビニール生地、サイドとトランクドアの後ろ側に絨毯生地が貼られていて、造り自体もあまり変わりません。

 違いがあるとすれば、ユーティリティです。ハイゼットカーゴにはバンドやフックが付いています。

 2列目を倒した際のフラット感は、ハイゼットカーゴの方に軍配が上がります。エブリイはシート部分が斜めに上がり、2列目後席は絨毯生地なので汚れやすいというデメリットがあります。

 利便性としてはどちらもスライドドア、イージークローザーも採用していてGOOD! 違いを挙げるとすれば……ドアは、エブリイのほうが若干重いです。

 運転席の足回り、ヘッドクリアランスは2台ともに同じくらいですが、シートの形状はエブリイのほうが厚く、柔らかさがありました。ただ、身体によりフィットするのはハイゼットカーゴでした。

 インテリアは、ハイゼットクルーズのインテリアの方が高級感がりました。収納場所はドリンクホルダー、伝票入れ、センターコンソールなど2台ともほぼ同じですが、ボタンがより使いやすい位置にあるのは、エブリイでした。

対決 その2:2列目シートはエブリイが圧倒

 では、後席を見ていきましょう。

後席シートは、エブリイの方が座りやすかったです

原因はシートの厚さ。ハイゼットカーゴとエブリイとでは、およそ倍近く厚さが異なります

 エブリイは助手席を倒すと机になりますが、ハイゼットカーゴには用意されていません。そのため後席の居住性、車中泊がしやすいのはエブリイだと感じました。

 走りに関しては、剛性や静粛性、加速の仕方などを考えるとエブリイよりもハイゼットカーゴの方が乗用車のようで乗りやすかったです。

【結論】普段使いするならエブリイ
荷物運びに特化するならハイゼットカーゴ

 後席に人が乗ることが多い&家族で車中泊をして、普段使いをしたいという人はエブリイ。完全に商用、荷物を運ぶということに特化したい方はハイゼットカーゴがオススメです。一見似ているようですが、比べてみると個性がそれぞれ違いました。

 ということで、エブリイとハイゼットカーゴを比較してみましたが、いかがだったでしょうか? この記事では基本的に押さえておきたいポイントを、動画ではさらに詳しく解説&若干辛口コメントもしているので、よろしければご覧下さい。

筆者紹介:矢田部明子

 中学生の頃、クルマのメカニズムに興味を持ち工業高等専門学校に入学。専門的な知識を学んできました。もちろん、クルマに乗るのも大好きで「ランドクルーザー60→ランドクルーザー76」と乗りついでいます。最近の唯一の癒しは、週末にオフロードに出かけることです!

 クルマのメンテナンスなど工業高等専門学校で学んだ知識と経験を活かして、様々な角度からお役立ち情報をお届けしていきたいと思います。

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