重たいボディーなのに高速コーナーの安定感が◎!
今回は路面条件のいいサーキットでの試乗ということで、乗り心地に関しては詳細にチェックできませんでしたが、サーキットでは好印象でした。BEVらしく低重心であること表れたコーナリングとなっていて、SUVとは思えないほど高速コーナーでは安定しています。イン側のタイヤがしっかりと接地していて、高い速度でコーナーに進入しても不安感のないフィーリングです。
動力性能はBEVらしく、アクセルを大きく踏み込みと「おっ」と思わせてくれる加速を見せてくれますが、ビックリするような加速感があるほどではありません。2WDと4WDどちらも乗り比べましたが、加速性能が若干4WDの方が良いと感じた位で、コーナリングの感触もあまり差はありませんでした。積雪地域に住んでいるなど、明確な理由がない限り2WDでもOKだと今回のシチュエーションでは思いました。
そしてBEVらしく静粛性は高く感じました。高速域でもロードノイズや風切り音はさほど気になりませんでした。
車重はリン酸鉄リチウムイオンバッテリーのBEVということで、61kWhの2WDで1790kg、4WDで1890kgとボディーサイズのわりに重たい印象ですが、コーナーでのフットワーク性能と動力性能を考えると重さは感じない仕上がりです。
ヨーロッパ向けなステアリングとサスペンション
そして、ビックリしたのがステアリングの重さ。フロントタイヤからのインフォメーションを感じやすいフィーリングになってはいるのですが、コンパクトSUVであることを考えると重たいステアリングと言えます。聞いてみるとコレはヨーロッパサイドからの要望だったようで、カントリーロードでのフラれ感を抑えるために重たくしたそうです。
ちなみに、サスペンションのセッティングを含めてヨーロッパ仕様と日本仕様の違いはないとのこと、強いて言えば日本仕様には設定のない19インチがヨーロッパ仕様にはあるそうです(日本仕様は18インチのみ)。
サーキットでの試乗となる今回は、好印象のサスペンションでしたが、一般道でハードに感じないかが気になるところ。このあたりは公道での試乗を楽しみにしておきましょう。
スズキ初のBEVということを考えると、重たい車重ながら高速域のサーキットでは好印象なフィーリングでまとまっていたeビターラ。今回が良かっただけに、公道での印象はどう感じるか? 日本の公道で試す日が待ち遠しい1台です。
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります
この連載の記事
- 第682回
自動車
航続320kmでフル装備! BYDの軽EV「RACCO」は日本の軽自動車の“聖域”をどう切り崩すか - 第681回
自動車
Jeep「コマンダー」はガラガラ音も愛おしい。純ディーゼル搭載の7人乗りSUVが教えてくれる心のゆとり - 第680回
自動車
「OK Google」が軽自動車で使える感動。日産「ルークス」が激戦区で選ばれる3つの理由 - 第679回
自動車
330万円から!? マツダ新型CX-5が「今年のSUV最高傑作」と断言できる理由 - 第678回
自動車
EVである前に軽自動車。スズキ「eSKY」が示す、日本の日常に寄り添う最適解 - 第677回
自動車
「ついに911、お前もか…」伝統の変化を嘆く前に乗るべき、約2000万円の超ピュアな「カレラT」 - 第676回
自動車
メーカーチューンの理想形! 2L化した特別ロードスター「12R」が魅せる至高の人馬一体 - 第675回
自動車
街乗りは不便でも悪路走破性は最強! ファミリーカー目線で斬る「ジムニー ノマド」のリアルな実力 - 第674回
自動車
軽自動車なのにフラッグシップ級の充実度! 三菱・新型デリカミニの最新コネクテッド機能を徹底検証 - 第673回
自動車
【予算30万円台】車中泊もこなす神コスパ! 日産「ウイングロード」の中古を推したい3つの理由







