コンフォートでも足が硬い!
大型SUVなのにとんでもなく速い!
イグニッションボタンを押下。Mシリーズのような排気音を轟かせるような演出はなく、「MといってもSUVだもんね」と思ったり。
ですが、一般道を出た瞬間、突き上げの強さに、XMレーベルがまごうことなきMシリーズのクルマであることを痛感します。信号待ちで「前借りた人がスポーツモードにしていたのか?」と走行モードを見たのですが、何度見てもコンフォート。SUVでここまで足の硬いクルマは初めてのことで、ちょっと狼狽。高速道路でも段差の度に突き上げの強さに、思わず眉を顰めることに……。
コンフォートモードでも十分すぎるほど速く、とても2.7トンのクルマとは思えない加速をみせます。調子に乗って駆動システムとシャシーは「スポーツ+」、M xDriveは「4WD SPORT」、シフトタイミングを最速にセットしアクセルを強く踏もうものなら、クルマは暴走モードに突入。恐怖を覚える大音響をとどろかせ、急激なパワーの盛り上がりを体感しました。
筆者がここまで怖い思いをしたのは、Mercedes-AMGのハイパフォーマンスモデル以来のこと。「これ本当にSUV? M2やM3よりも手に負えないんだけど」と、ステアリングを握る手から汗がひかなかったことを告白します。
それゆえ「普通に乗るならX5のPHEVで十分」とも思った次第。ですが、「あらゆるステージで最強」を求めたり「真の駆けぬける歓び」を得たいならXMレーベルしかないとも。こういうモデルが作れてしまうBMWの技術力と、この仕様にゴーサインを出した経営陣にリスペクトです。XMレーベルに、BMWの奥深さ、懐の深さを思い知らされたのでした。
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