コンフォートでも足が硬い!
大型SUVなのにとんでもなく速い!
イグニッションボタンを押下。Mシリーズのような排気音を轟かせるような演出はなく、「MといってもSUVだもんね」と思ったり。
ですが、一般道を出た瞬間、突き上げの強さに、XMレーベルがまごうことなきMシリーズのクルマであることを痛感します。信号待ちで「前借りた人がスポーツモードにしていたのか?」と走行モードを見たのですが、何度見てもコンフォート。SUVでここまで足の硬いクルマは初めてのことで、ちょっと狼狽。高速道路でも段差の度に突き上げの強さに、思わず眉を顰めることに……。
コンフォートモードでも十分すぎるほど速く、とても2.7トンのクルマとは思えない加速をみせます。調子に乗って駆動システムとシャシーは「スポーツ+」、M xDriveは「4WD SPORT」、シフトタイミングを最速にセットしアクセルを強く踏もうものなら、クルマは暴走モードに突入。恐怖を覚える大音響をとどろかせ、急激なパワーの盛り上がりを体感しました。
筆者がここまで怖い思いをしたのは、Mercedes-AMGのハイパフォーマンスモデル以来のこと。「これ本当にSUV? M2やM3よりも手に負えないんだけど」と、ステアリングを握る手から汗がひかなかったことを告白します。
それゆえ「普通に乗るならX5のPHEVで十分」とも思った次第。ですが、「あらゆるステージで最強」を求めたり「真の駆けぬける歓び」を得たいならXMレーベルしかないとも。こういうモデルが作れてしまうBMWの技術力と、この仕様にゴーサインを出した経営陣にリスペクトです。XMレーベルに、BMWの奥深さ、懐の深さを思い知らされたのでした。
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります
この連載の記事
- 第680回
自動車
「OK Google」が軽自動車で使える感動。日産「ルークス」が激戦区で選ばれる3つの理由 - 第679回
自動車
330万円から!? マツダ新型CX-5が「今年のSUV最高傑作」と断言できる理由 - 第678回
自動車
EVである前に軽自動車。スズキ「eSKY」が示す、日本の日常に寄り添う最適解 - 第677回
自動車
「ついに911、お前もか…」伝統の変化を嘆く前に乗るべき、約2000万円の超ピュアな「カレラT」 - 第676回
自動車
メーカーチューンの理想形! 2L化した特別ロードスター「12R」が魅せる至高の人馬一体 - 第675回
自動車
街乗りは不便でも悪路走破性は最強! ファミリーカー目線で斬る「ジムニー ノマド」のリアルな実力 - 第674回
自動車
軽自動車なのにフラッグシップ級の充実度! 三菱・新型デリカミニの最新コネクテッド機能を徹底検証 - 第673回
自動車
【予算30万円台】車中泊もこなす神コスパ! 日産「ウイングロード」の中古を推したい3つの理由 - 第672回
自動車
さらばA110。プロが自腹買いする名車。最後の過激な限定車「アルピーヌ A110 R 70」の魔力 - 第671回
自動車
15年前のクルマと侮るなかれ! 燃費22.5km/Lの実力派、2代目ソリオを再評価する


