あのクルマに乗りたい! 話題のクルマ試乗レポ第481回

アルファ・ロメオのハイブリッドSUV「トナーレ」はキビキビ走って良い意味で「らしく」ない

文● 栗原祥光(@yosh_kurihara) モデル●寺坂ユミ(@129Ym_afilia)編集●ASCII

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満充電時は72km走れるバッテリー性能

 給油口は運転席側に配置。燃料タンク容量は42.5Lで、ガソリンはハイオクのみ。リッター180円のハイオクガソリンを空っぽから満タンにすると、燃料費は7650円。気になる公称燃料消費率(WLTCモード)は14.1km/Lだそうで、単純計算で599.25km走行できることになります。

 プラグインハイブリッドですので、充電ポートがあります。充電口は右側にあり、通常充電のみ対応。搭載するバッテリー容量はカタログによると、満充電時に72kmのEV走行が可能のようです。それ以上に「これ見て! カワイイ」と、カワイイゆみちぃ部長はウインドウに描かれた電気ビショーネを指さしてニッコリ。「この蛇は、人ではなく電気を食べるんですね。こういう遊び心、いいですね!」と気に入ったようです。

 世界第4位の自動車グループ「ステランティス」に属するアルファ・ロメオ。グループ内にプジョーやシトロエン、フィアットにアバルト、クライスラーなどがある中、アルファ・ロメオはグループでいち早くEVブランドへ移行することを打ち出しています。

 イギリスの自動車番組「TOP GEAR」で司会のジェレミー・クラークソンは、「アルファ・ロメオを持つことは車好きになるための通過儀礼だ」と公言し、番組内でアルファ・ロメオを贔屓にしていました。ゆみちぃ部長もその1人。部員たちの影響により同番組のファンになったようで、いつかはアルファ・ロメオに乗ってみたいと思っているとかいないとか。

USBはType-AとType-Cが用意される親切さ

 乗車前にドアの開閉をチェックしましょう。前後ともに90度近くまで開くので、乗降性に問題ナシ。感心したのはサイドシルまでドアが覆っているところ。ボディーが濡れている時、スカートの裾などが濡れずに済みます。

 後席は広々。レザーの質感もよく、また足元も十分な広さが得られていますし、エアコンのアウトレットもあります。USB端子はType-AとType-Cの2系統を用意。実に便利です。

 運転席をチェックしましょう。全面レザーといったハイエンド空間ではありませんが、デザインの良さでカバーされているといったところ。ゆみちぃ部長も満足気です。

 アルファ・ロメオのロゴマークが光るステアリングホイール。ステアリングリモコンを見ると、車線監視付きアダプティブクルーズコントロールがシッカリとありますし、マルチメディア系の操作もすべて操作できそうです。

 ユニークなのはステアリングホイールにスタートボタンがあることと、パドルシフトがステアリングコラム側に取り付けられている点。ハンドル側につけることが多い中、アルファ・ロメオはココにこだわっている様子。ですが手の小さいゆみちぃ部長的に「ウインカーやワイパーの操作がしづらい」そうです。

 足元は広いのですが、左足フットレストの側面付近にでっぱりがあり、それが気になりました。

 メーターパネルはフルLCDで、中央上部に速度計、下部にパワーメーターを配置。パワーメーター表示はエンジンとモーターを別々に表示するので、何が動いているかわかりやすく便利。その両脇には、左手側にクルーズコントロール状態、右側にインフォメーションを配置。これはステアリングスイッチと対応しているのでわかりやすくなっています。

 さらに、アウディのバーチャルコクピットのようにメーターパネル内でナビのマップを表示させることも可能。ただ、アウディと異なるのは拡大縮小ができないところです。

 センターコンソールは広々としていますが、ボタン類は少なく大変シンプル。e-Saveというボタンは、バッテリー残量を可能な限りキープするというもの。

 エアコン関係は物理スイッチで操作可能。近年、ディスプレイ側で操作するクルマが増えてきただけに、こちらの方がラクだと個人的には感じています。また、「700万円もするのに、シートヒーターとかないの?」と思ったら、ディスプレイ側でコントロールするようです。

 スマホはやや立てた状態で設置するタイプ。ワイヤレス充電にも対応しているようです。USBは後席同様、Type-AとType-Cの2つを用意します。

 Apple CarPlayとAndroid AUTOの両方に対応。Apple CarPlayはワイヤレス接続に対応していますが、Android AUTOは有線のみとなっています。

 カーオーディオはハーマンカードンが手掛けている模様。聴いてみると、かなり低域が薄い……。イコライザーで調整したかったのですが、そのメニュー画面を見つけることはできませんでした。

 センターディスプレイは10.25インチのタッチパネルタイプ。バックモニターだけでなく鳥瞰ビューにも対応しているところに驚かされます。ハイブリッドの動作モード画面もあり、今、何が動いているか、回生しているかといったものもチェック可能です。

 それでは走らせてみましょう。

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