アルファ ロメオが日本に適したコンパクトオシャレなSUV「ジュニア」を発売

文●スピーディー末岡 編集●ASCII

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 24日、アルファ ロメオはSUVラインナップのステルビオ、トナーレに続くコンパクトSUV「ジュニア」を日本で初披露しました。この発表会では、アルファ ロメオの115周年という節目にふさわしい、ブランドの歴史と未来が融合した新しいアイコンの誕生が告げられました。

アルファ ロメオ初のEV
「ジュニア エレットリカ(Elettrica)」

 ジュニアは、ハイブリッドとEVという2つのパワートレインが用意されています。

 アルファ ロメオ初となるEVモデル「ジュニア エレットリカ」は、ブランドならではの「官能的な走り」と電動化時代の革新性を両立させています。最新の54kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載し、満充電時WLTPモードで494kmの航続距離を実現しています。日本で普及しているCHAdeMO(チャデモ)による急速充電にも対応し、自宅でも外出先でも効率的な充電が可能です。EVとしては軽量な1580kgの車両重量に抑えられており、優れた電費性能を発揮します。

 最高出力156PS、最大トルク270N・mを実現するパワートレインを採用。フロア下にバッテリーを搭載した低重心設計により、路面に吸い付くようなコーナリングと俊敏なハンドリングを実現し、新しい「人馬一体」の体験を提供するとしています。

 ラインナップは「PREMIUM」のみで、価格は556万円。EV補助金69万円の対象となります。

進化を極めるマイルドハイブリッド
「ジュニア イブリダ(Ibrida)」

 先進のハイブリッドシステムを採用した「ジュニア イブリダ」は、スポーティーな走りと高い燃費性能を両立したモデルです。発進時や街中での低速走行では、驚くほど静かで滑らかに、モーターのみの走行も実現します。

 1.2L 直列3気筒DOHCターボガソリンエンジンに、48Vリチウムイオン電池と総出力21kWモーターで構成されるハイブリッドシステムを搭載しています。システム合計最高出力は145PS、最大トルクは230N・mを発揮し、モーターがエンジンを瞬時にアシストすることで力強い加速を生み出します。

 グレードは「CORE」「PREMIUM」「SPECIALE」の3つあり、 価格はCOREが420万円、PREMIUMが468万円、SPECIALEが533万。なお、SPECIALEは日本導入を記念した限定200台の特別仕様車です。

両モデルに共通する充実の装備と先進機能

 ジュニアは、両モデルに共通した充実装備と革新的なテクノロジーを搭載し、快適性と精密なコントロール性を実現しています。

 ボディーサイズは全長4195m×全幅1780×全高1585mm、重さは1330kg(SPECIALEは1340kg)。日本の都市部でも扱いやすいコンパクトボディーでありながら、400リットル(エレットリカ)または415リットル(イブリダ)というクラス有数の大容量ラゲッジスペースを確保。ハンズフリー機能付き電動テールゲートも装備され、荷物の出し入れが容易です。

 メーター周りやエアコン吹き出し口に装備されたアンビエントライトは、8色から選択可能で、ドライブシーンに合わせて好みの雰囲気を演出できます。また、スマートフォンを置くだけで充電可能なワイヤレスチャージャーに加え、フロントとリアにUSBポートを装備しています。

 インフォテインメントシステムは、10.25インチタッチスクリーンナビゲーションを装備。Bluetooth接続、USB接続に対応しています。

 走行性能と安全性に関しては、ドライブモードセレクターを動かすことで、スポーティーな「Dynamic」、普段使いに最適な「Natural」、電費/燃費を効率化した「Advanced Efficiency」の3つのモードを選択可能です。安全運転をサポートするADAS(先進運転支援システム)は、リアパーキングカメラ、前後サイドパーキングセンサー、ACC(アダプティブクルーズコントロール)、ブラインドスポットモニター、LKA(レーンキーピングアシスト)、TSR(トラフィックサインレコグニション)、ドライバーアテンションアラートなど、充実した機能が搭載されています。

アルファ ロメオのDNAを継承する「胸を騒がせる」デザインと走り

 発表会に登壇したステランティス ジャパンの成田 仁 代表取締役社長は、「ジュニアはコンパクトサイズであっても、アルファ ロメオらしさ、大きなパッションに溢れた車です」と述べ、このモデルが単なる移動の道具ではなく、お客様一人ひとりの人生やライフスタイルに寄り添う「ステートメントブランド」としての役割を強調しました。

ステランティス ジャパン 代表取締役社長 成田 仁氏

 続いてアルファ ロメオ事業部 事業部長の黒川進一氏は、ジュニアの魅力を「唯一無二の美しいスタイリング」「官能的な走りの喜び」、そして「アルファ ロメオが歴史に刻んできたDNA」という3つの要素で説明しました。

アルファ ロメオ事業部 事業部長 黒川進一氏

 チーフエクステリアデザイナーのボブ・ロムケス氏によれば、ジュニアのデザインはアスリートをイメージした曲線をまとった美しいシルエットが特徴で、航空力学を取り入れたイタリアの美学と情熱が凝縮されているといいます。単なる直線や平面は存在せず、影と光のコントラストで動きとダイナミズムを表現する「スカルプチュラルなデザイン」が採用されています。特に、ヘッドランプは「ジュニアの瞳」として特徴的な3×3のライティングシグネチャーを持ち、中央の「スクデット」はブランド初のEVという新しいテクノロジーへの移行を告げる存在だそうです。

チーフエクステリアデザイナー ボブ・ロムケス氏

【まとめ】Z世代も夢中にするかもしれないジュニア
歴史もブランド力あり、性能も良くてお値段そこそこ

 アルファ ロメオ「ジュニア」の発表は、ブランドの115年の歴史に裏打ちされた情熱的なDNAを、電動化時代へと継承する新たな挑戦を感じさせるものでした。「胸を騒げ」というメッセージに込められた、理屈ではなく感性に訴えかける走りとデザインは、単なる移動手段としての車を超え、オーナーのライフスタイルを豊かにする「ステートメント」となるでしょう。

 多様なニーズに応えるEVとハイブリッドという2つのパワートレイン、そしてコンパクトながらも実用性と先進技術を兼ね備えた「ジュニア」は、既存の「アルフィスタ(アルファ ロメオファン)」はもちろん、車やライフスタイルにこだわりを持つ新しい世代の心をも揺さぶる、まさに「次世代のアルファ ロメオ」のアイコンとなるに違いありません。

 7月12日からは全国のアルファ ロメオ販売店で統一デビューフェアが開催される予定であり、多くの人々がこの新しい情熱を体感できるのではないでしょうか。

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