やり込み要素(アイテムクリエイション)も充実!
シリーズ復権は果たせたのか?『スターオーシャン6』を5つのポイントで語り尽くす!
2022年12月01日 11時00分更新
魅力その2:ボタン連打で好きなコンボを組める!簡単かつド派手なバトル
「戦闘が楽しい作品は総じておもしろい。」筆者の信条の1つだが、本作も例にもれず戦闘システムがとても楽しかったので紹介しよう。
基本はフィールドを探索するとモンスターがいて、近づくとシームレスにバトルへ移行。敵を倒し切るか、一定範囲外まで離れれば終了となる。
アクションは□△○(PS5版)のいずれかを押し、時間経過で貯まるAPを消費して行なう。筆者は低APのコンボを□、バフも交えた高威力のコンボを△、高APのコンボを○に設定して運用していた。ボタン連打で自由な連携を組めるのが特徴となる。
また、本作の戦闘を語るうえで外せないのが旅の相棒となる機械生命体「DUMA」による戦闘補助システムの存在だ。R1ボタンを押すと操作キャラクターが宙に浮かび、ロックした敵へ一直線に突撃する「ヴァンガード・アサルト(以下、VA)」というアクションが楽しい。
簡単なボタン連打で多彩な技を繰り出すリンクコンボと、高速突撃が可能なVAが本作の戦闘のキモ。レイモンドは一般的な戦士タイプのアクションが多いが、ほかのキャラクターは魔法使いタイプだったり補助タイプだったりと種類は豊富だ。
いろいろな戦闘を楽しみたい人にとって、本作のバトルシステムはきっと“刺さる”ものに違いない。
魅力その3:冒険したくなる美しいフィールド
本作のフィールドはオープンワールドではないが、1つのエリアあたりの面積がかなり広い。立体的な構造にもなっており、ダンジョンでは少々迷う場面もあった。
そしてフィールド探索でも前述のVAアクションは利用可能で、バビューンと一定距離を飛んでいけるのは非常に楽しい。

VAアクションで行ける場所には、VAを強化するためのポイントが晶紋石というクリスタルの形で落ちていることが多い。平面だけでなく立体的に探索を行なう必要があるので、やり込むと結構時間はかかる(それもまた楽しい)
また、目的地に向かうだけならアイコンが出てるので迷う心配はないが、宝箱や前述の晶紋石が点在しているのを考えると、寄り道したくなるのがゲーマーというもの。
それはもう、2003年にPlayStation 2で発売されたシリーズ3作目『スターオーシャン Till the End of Time』でマップ埋め100%を目指したときのような勢いで、隅々まで駆け回り&飛び回ったものだ。
※本作にマップ埋めシステムはありません

なお、全体マップはR2ボタンで開けるほか、この状態でもう一回R2ボタンを押すと世界地図が開き、ファストトラベルが使用できる。チュートリアルを見逃したのか、序盤のうちは気付かず、何往復もフィールドを走り回っていた(そのおかげで聞ける会話もあったが)
魅力その4:ミニゲーム「ソーア」が熱い!このために物語を進めたくなるおもしろさ
この世界では、トライエースの過去作品のキャラクターを模したフィギュアを駒としたミニゲーム「ソーア」を楽しめる。街の人は基本的に会話はできないのだが、「ソーア」で遊べる人は各街で話せるようになっている。
「ソーア」は、4×4~8×8の盤面で駒を交互に置いていくゲーム。場にある自分の駒の総ポイント分だけ毎ターン相手にダメージが入っていき、相手のHPを先にゼロにすれば勝利となる。
駒の種類ごとに特徴があって、ポイントは大きいがほかの駒に隣接されると弱体化する駒、ポイントは小さいけれど隣接した相手の駒を墓地へ送る駒など、どの駒をどのタイミングで使うかがキモとなる。
「囲碁のように」なんて書くと、難しそうだと敬遠したくなる人もいるかもしれないが、そこはご安心を。筆者の体感ではそれほど難しいルールではない。迷ったらとりあえず数値の高い駒を出しておき、もし負けたら強い駒が手に入ってないかデッキを見直そう。
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