MTスポーツカー大好きのモデル兼タレントの新 唯(あらた・ゆい)さんが、普通自動二輪免許を取得して様々なバイクに乗ってみるという当企画。今回は唯さんの希望により、最強の250㏄であるカワサキの「Ninja ZX-25R」になりました。ですが、取材日は雨……。転ばずに走らせることができたのでしょうか?
トップガン・マーヴェリックを観てNinjaに乗りたいが
大型自動二輪免許を持っていない問題
なぜNinja ZX-25Rをリクエストしたのか? それは今年5月から公開された映画「トップガン・マーヴェリック」が深く関係しています。実は唯さん、この映画にハマっていまして、なんと3回も観に行ったというのです。そのうち1回は、3面スクリーン上映(ScreenX)を観るためわざわざお台場のユナイテッドシネマ アクアシティに足を運んだというから驚きです。
「この映画、めっちゃ面白い! それにトム・クルーズがカッコよすぎ!」という唯さん。当然、劇中に出てくるバイク、いわば地上の戦闘機である「Ninja H2 Carbon」に乗ってみたいと言い出すのも当然の話です。ですがこのバイクは昨年販売終了しているうえに、そもそも唯さんは大型自動二輪の免許を持っていないので試乗することは叶いません。「でも乗りたい! Ninjaに乗りたい」とリクエストされましたので、今回Ninja最小モデルにして、最強の250ccスポーツ「Ninja ZX-25R」を試乗する運びとなったわけですが……。クルマに関しては相応に知識のある唯さんですが、バイクに関しては頓珍漢の門外漢。このZX-25Rが何なのかはご存じない様子です。
まずはスタイリングから。「映画のNinjaは真っ黒でしたけれど、カワサキといったらライムグリーンですよね! このバイクカッコいい」と手放しに絶賛。さっそくまたがってもらいましょう。唯さんの身長は事務所によると163cm。「うわっ! 前傾がキツいですね。でも、足はつま先立ちの状態ならバイクを傾けなくても両足が接地できます」ということで、カタログをみるとシート高は785mm。ライバルといえるHonda「CBR250RR」が790mm、近日中に試乗レポ掲載予定のヤマハ「YZF-R25」が780mmですので、ちょうど真ん中といったところ。
前傾がきついと唯さんはおっしゃいますが、過去の記事(Hondaの最新ロードスポーツ「CBR400R」と「CBR250RR」を比較! どっちが乗りやすい?)を見返すと、CBR250RRの方が前傾はきつく、CBR400Rに近い印象。さらにいえばYZF-R25に近いといえそうですが、それに比べると前傾はきつい雰囲気です。
タコメーターを観て驚く唯さん。なんとレッドゾーンが1万7000回転というではないですか! 「7000回転じゃなくて、1万7000回転って何ですか? 豆腐屋のオヤジさんだって、1万1000回転ですよ」と、よくわからないことを言いだす始末。
ここでエンジンの説明をしましょう。ZX-25Rは、おそらく現在販売されている250ccのバイクで唯一の4気筒エンジン車。一般的にシリンダー数が多いほど、高回転が伸びて、高出力が得られやすい傾向になります。事実、ZX-25Rの最高出力はクラストップの45馬力! CBR250RRの41馬力を馬4頭分上回ります。その代わり、部品点数が多くなり重たくなり、CBR250RRが168kgであるのに対して、ZX-25Rは183kg。手押しすると、この15kgがないようであるような。「確かに言われると、確かに違いますけれど、押せないわけではないです」と唯さん。
とてもフレンドリーなハイテククォーター
右手グリップはスターター、左手グリップにホーンやウインカー、ハザード、ライトのほか、ファンクション系を用意。SELボタンを押してアップダウンのシーソーボタンを押すことで、パワーモードはフルパワーとローパワーの2段階、トラクションコントロールはオフと1~3の4段階の切替が可能となっています。パワーモードは単にピークパワーをカットするわけではないようで、どうやら出力とスロットルレスポンスの両方を引き下げているようです。
トラクションコントロールは数字が大きいほどシステム介入をする方向に。今回は路面が濡れていたこともあり、唯さんにはフルパワーモード、トラクションコントロールはモード3で走行してもらいました。
クイックシフターを搭載しているので、クラッチを切らずともシフトのアップダウンが可能。「これ、以前乗ったバイクですごく便利だなぁと思いました。特にシフトダウンした時にブリッピングするのが楽しいんですよ」という唯さん。ということで、最強250ccスポーツに乗りましょう。
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