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あのクルマに乗りたい! 話題のクルマ試乗レポ 第238回

ダイハツの軽商用車「新型アトレー」に10日間乗ってわかった5つの魅力

2022年07月23日 15時00分更新

文● 矢田部明子 編集●ASCII

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アトレーのいいところ その4
商用バンならではの積載力

 実際に使ってみて感じたのは、ボディーサイズに制限のある軽自動車ながら、極限まで広さや大きさを追求しているということです。それでは、詳しく見ていきましょう。

開口部が大きい&積み込み口が低いので、大きな荷物の積み降ろしが楽なのも◎。なんといっても、158cmの私が立てる!

荷室ボードを取り付けると、上下に仕切ることが出来ます。ただ、荷室ボードの上には5kgまでしか置けないので、上に荷物を置くというよりはテーブルとして活用する方が良さそうです!

後席を倒すと、フルフラットになります。身長158cmの私が寝転んでみると、こんな感じ。真っ直ぐ寝ても足元には少し余裕があります

下が拭き取りやすいビニール生地なので、汚れてもサッと掃除できるのがうれしいポイントです

 1つ残念な点をあげるとすれば、シートアレンジをする時に力がいることです。結構重いので、気合いが必要です。

アトレーのいいところ その5
商用と侮るなかれ! 便利機能が多数

 アトレーに長期間試乗して、1番魅力的だと思ったのが「スライドドアの便利機能」です。ということで、私が多用したお気に入り機能を紹介します。

【パワースライドドア ウェルカムオープン】

 鍵を持ってクルマに近づくだけで、パワースライドドアが自動で解錠し、オープンするという機能です。使い方も簡単です。ステアリング横に、スライドドアを自動で開閉できるボタンが付いています。上の部分にある「時計」のボタンを長押しすると、予約完了画面が出てきます。これだけです! 両手が荷物で塞がっているときは、かなり助かる機能でした。

【タッチ&ゴーロック機能】

 パワースライドドアが閉まりきる前にフロントドアのドアハンドルに触れると……、閉まりきるのを待つ→ロックをかける、という手順を踏まなくても自動ロックできます。パワースライドドアは挟み込みを防ぐためにゆっくり閉まるようになっているので、スライドドアが閉まるまでロックをかけるのを待たなくてよいというのはかなりうれしいポイントです。

イージークローザー

 手動で半ドアの位置まで閉めると、あとは自動で閉めてくれるという機能です。小さい子供はドアを完全に閉めきる力がなかったりします。「ちゃんと、ガチャンっていうまで強く閉めて~」という、あの現象です。このイージークローザーはそういった場面で大活躍しそうです。勢いよく閉めて手を挟むということもなくなりそうですね。

 ほかには、ドアノブの部分に付いている黒いボタンを押すと自動で開閉してくれるなど、色々な機能が搭載されています。

【まとめ】運送にはうってつけの商用車!

 維持費や走行性能街なども抜群ですが、白やシルバーのボディカラーは街中でよく見かけるので、ちょっと休憩(サボリではない。いや、サボりかもしれない)してもバレにくいというのも良い点です。アトレーの購入を検討している方がいらっしゃいましたら、ぜひこの記事を参考にして下さると嬉しいです。

 ということで、今回は「アトレー」の長期レビューをしました! この記事では最低限押さえておきたいポイントを、動画では重箱の隅をつつくように詳しく解説&若干辛口コメントもしているので、よろしければご覧ください。

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筆者紹介:矢田部明子

 中学生の頃、クルマのメカニズムに興味を持ち工業高等専門学校に入学。専門的な知識を学んできました。もちろん、クルマに乗るのも大好きで「ランドクルーザー60→ランドクルーザー76」と乗りついでいます。最近の唯一の癒しは、週末にオフロードに出かけることです!

 クルマのメンテナンスなど工業高等専門学校で学んだ知識と経験を活かして、様々な角度からお役立ち情報をお届けしていきたいと思います。

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