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あのクルマに乗りたい! 話題のクルマ試乗レポ第207回

FITのコンプリートカー「FIT e:HEV Modulo X」は、今一番買うべきFITだ!

文●栗原祥光(@yosh_kurihara) モデル●新 唯(@arata_yui_)編集●ASCII

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鈴鹿サーキットまでを往復し
その走行性能と燃費をチェック!

東名高速・用賀IC近くのエネオスで給油

オドメーターを0kmにセットして、いざ東名高速へ!

 唯さんを降ろしたあと、走りのステージは高速道路へ。高速道路の巡航テストです。今回は東京料金所から2年3ヵ月ぶりの開催となった「Honda Racing THANKS DAY」の会場である鈴鹿サーキットまでを往復し、乗り心地だけでなく実際の燃費も計測することにしました。まずは用賀インターチェンジ近くのガソリンスタンドで給油し、オドメーターを0にセットしていざ出発!

 ワインディングでも感じていたのですが、高速道路に乗ると改めて「空力ってすげーなー」と思わずにはいられません。イマドキ、100km/h以上出すとどこへ飛んで行くかわからないコンパクトカーはないのですが、ふらつくことなく、地にしっかりと根付いたかのような安定感は見事! 安心につながります。しかもFIT e:HEV Modulo Xは速度を出せば出すほど車体が安定するではありませんか。

 安全運転支援システム「Honda SENSING」のひとつ、車線維持支援システム(LKAS)と、先行車両との車間を監視するアダプティブクルーズコントロール(ACC)を組み合わせると鬼に金棒。車線が見えづらい状態でも、しっかりとキープしますし、山北区間の右ルートでもレーンキープしてグイグイ曲がります。往路は仕事終わりの深夜11時出発6時到着という強行軍だったのですが、クルマそのものの安定感と「Honda SENSING」のお陰で実にラクラクな高速巡行。これなら夜のドライブも安心快適です。

深夜の右ルート。誰も走っていませんが、80km/hでキープレフト

 と、言いたいのですが、ラクでなかったのは乗り心地で、80km/hでは細かな振動を拾って常に体が上下方向に揺さぶられるのです。制限速度の表示を確認し100km/hにアップすると、フラット感が増してくるものの、道路のつなぎ目を乗り越えたときの衝撃の強さはそのまま。こうした揺れは体に疲労として蓄積されていきます。山北区間が終わった頃には、午前中から歩きっぱなし&書きっぱなし仕事をしていたこともありヘトヘト。足柄SAで風呂に入って休もうかと何度思ったことか……。御殿場JCTから新東名に入って120km/h区間へ。すると快適な乗り心地になりました。

鈴鹿ICを降りた直後の車内からの様子

 途中休憩も挟んで鈴鹿ICに到着したのは朝6時のこと。一般道を30分程度走って鈴鹿サーキットに到着。さて燃費はというと……。

往路の燃費。403km走行して19.3km/L

 403kmを走行してメーター読みで19.3km/Lを記録。ガソリンは半分程度残っているようです。マイカーのS660(CVT)だとリッター18kmを下回りますし、何より25リットルしか入らないということもありますが、鈴鹿サーキットへ入場する前に近くの出光(セルフ)で給油するのがお約束だったので、「まだ半分残っている」ということそのものに感動したり。鈴鹿サーキットとFIT e:HEV Modulo Xの写真を撮ろうと思ったのですが、駐車した場所のHonda車以外のクルマが結構あり、オトナの事情で掲載することができません。残念。

帰りは鈴鹿ICからではなく、みえ川越ICから、という指示

みえ川越ICで給油

給油の領収書。おサイフが痛い

 とはいえ、往復できるほどの残量は残っていない様子。ナビによると帰り道は鈴鹿ICからではなく、みえ川越ICまで一般道を走行せよ、ということなので、その案内に従いながら走行。そしてIC手前のスタンドでレギュラーガソリンを給油することに。433.6km走行し、入れた量は23.44L。よって、ここまでの燃費は約18.5km/Lということに。メーター読みだと19.6km/Lですので、1.1km/L分のズレが出ていました。

みえ川越ICから東京料金所へ

 あとは高速道路に乗って、一路東京料金所へ。帰路も80km/h巡航は硬さを感じ、120km/h巡航は快適という傾向に変わりはありませんでした。気になる燃費ですが、メーターで見ていた感じでは、100km/hより高速で走ると悪化する雰囲気。これは他社のハイブリッドカーでも同様です。最も効率がよいと思われるのは90km/h巡航時。ですので、ステアリングを握りながら「燃費だけで考えるなら100km/h以下で走行したいのだけれど、乗り心地の面を考えると120km/hで走りたい」というジレンマを抱き続けながら新東名の120km/h区間を走り抜けました。

 御殿場JCTを抜けると、山北区間のダウンヒルが待っています。ここでも再度、Honda SENSINGのテストを実施。80km/hではキッチリとラインをトレースします。路面に特殊舗装が施されているため、断続的に強い振動が疲れている体に襲い掛かるので、速度をあげたいのですが、ここは我慢。キープレフトです。

東京料金所を通過。気づけば休日割引が復活していました

走距離は778.6kmを記録

2回目の給油は15.86L

 さて、燃費ですが2回の給油を終えて、合計39.3Lを消費。走行距離が778.6kmということですから、19.81km/Lと、惜しくもリッター20kmには届かず! メーター読みで20.5km/Lでしたので、その差は0.7km/L。ともあれリッター20km弱は驚き! FIT e:HEV Modulo Xの燃費の良さに驚きです。

【まとめ】全部入りでオトクなコンプリートカー

FIT e:HEV Modulo X

 今回、改めてFIT e:HEV Modulo Xに触れて、お値段以上の価値がある1台であることを再認識。途中で触れている通り、唯さんもFIT e:HEV Modulo Xを気に入られた様子です。

 車両価格は286万6600円。とはいえ「Modulo Xは高いから、イイのは当たり前」という声が聞こえてくるのも事実。ですがイマドキのクルマの買い方である「残価クレジット」を使うことも考えると、高額でもオトクと思えるグレードなのです。というのもフロアカーペットマットやアルミホイール、エアロパーツといったディーラーオプションは「残価」にはカウントされないから。

 一方Modulo Xは、これらの装備が全て車両本体価格に含まれているため残価の対象になるのです。それにディーラーオプションで内外装をカスタムしていくと、月々の支払額がModulo Xとほとんど変わらなくなることも。

 たとえばModulo Xのベースとなった「LUXE」とModulo Xの価格差は44万円なのですが、フロアーマットを装着し、ロアースカートやテールゲートスポイラー、フロントグリルを取付け、ホイール交換まですると工賃抜きでも約30万円になります。ですがModulo Xには最初から全部ついてきます。つまり少なからずカスタマイズを視野に入れているなら、最初からModulo Xにした方が残価率の高さから乗り替えるときにも有利なうえに、メーカー純正カスタムゆえにリセールに強い(高価買取が期待できる)のです。

 FIT e:HEV Modulo Xは、乗り心地がよい上に、走って楽しいだけでなく、リセールも期待できるという3拍子が揃った「今、一番買うべきFIT」なのです。

■関連サイト

モデル紹介――新 唯(あらた ゆい)

 10月5日栃木県生まれ。ファッションモデルとしての活動のほか、マルチタレントを目指し演技を勉強中。また2022年はSUPER GTに参戦するModulo Nakajima Racingのレースクイーン「2022 Moduloスマイル」として、グリッドに華を添える。

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