■空気圧の設定と管理はちょっとシビア
もちろんこのタイヤも良いところばかりではありません。
まずポテンザ時代のような無茶は禁物。割り込み車両を回避するため、時速70キロくらいから強めのブレーキを踏んだところ、このクルマで初めて短いスキール音を聞きました。このタイヤのウリはウエット路面でのブレーキング性能ですが、ドライ路面の制動はトレッドの見た目通りと思って使っています。
そしてデイリーユースのタイヤとしては減るのが早そう。タイヤ側面に印字された「TREADWEAR」は240。これは大きいほど減りにくいという数字ですが、ポテンザ S001は280でしたから、なんとあのポテンザより早く減ってしまうのです。マジですか。
最後に、空気圧がシビア。特に高めに入れると中立付近が軽くなり、中央不感帯のような領域ができてしまう。「どうせ減るものだから多めに入れとこう」という、今までのようなズボラな空気圧管理ではイカンわけです。
そこで管理を簡単にするため、マキタの便利な空気入れを買ってしまいました。コードレスで、かつ設定した空気圧で止まるので、DC12Vの車載コンプレッサーより楽チン。
この面倒くさい空気圧の話は、エクストラロード規格共々、またいずれ。

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