圧倒的な存在感。その実フレンドリー
A8を目の前にすると、その大きさに圧倒される。そして風格に「これは運転できるのだろうか」という恐怖心にかられてしまう。特に横方向にワイド化されたフロントグリルはアウディでありながらも、従来とは異なる水平基調で低重心さと、シャープでクールな印象を与える。
車内に入ると、さらに圧倒的。ゴージャスではなく、全体的な品の良さ。このテイストはアウディならではの世界観だ。後席の広さ、座り心地の良さは、ちょっと記憶にないほど。座っているだけで「人生の成功者」と思えてしまう。アームレストには着脱可能なタブレットを装備。エアコンやシートヒーターなどの設定変更ができる。
ドライバーシートに座ると、近年のアウディではおなじみとなったバーチャルコクピットをはじめ、センターコンソールには上下2面のタッチパネルモニターなど、かなり未来的。アウディというと長年MMIと呼ばれるシャトルジョグダイアルを用いたUIが使われていたが、今後はタッチパネルへと移行するんだろう、ということを意識させた。画面にタップすると、指に微振動が伝わる。そのフィーリングはどこかアナログ的で、大変わかりやすい。
ジョイスティック的な動きをするシフトレバーをDのポジションにセットし、おそるおそる走りだすと、これが真逆のフレンドリーさ。軽快な操作性と、想像以上の小回りのよさに「これなら運転できるかも」と誰もが思うことだろう。それでいながら「高級車かくあるべし」と言わんばかりの静粛性と滑らかさと乗り心地。
面白いのは、スポーティーなテイストが見え隠れすること。運転していてワクワクする、アウディ独特の感覚がサルーンにも受け継がれている。ワインディングでもボディーの重さを、あまり感じることはない。この安定感はさすがアウディだ。
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この連載の記事
-
第633回
自動車
新車の値上げに疲れたらコレ! 予算30万円台で買える三菱「トッポ」がコスパ最強すぎる件 -
第632回
自動車
家族車=ミニバンはもう古い? あえてミニバンではなく「3列SUV」を選ぶ3つの理由 -
第631回
自動車
予算100万円で3列シートが手に入る! ホンダ「ストリーム」は中古車市場の隠れたコスパ最強ミニバン -
第630回
自動車
超低燃費のディーゼルか、静粛性とAC電源のPHEVか。マツダ「CX-60」で1200km走って見えた選び方の正解 -
第629回
自動車
快眠必至! ニアジョイも驚いたメルセデスVクラスが最高峰の「極上おもてなし空間」と言える3つの理由 -
第628回
自動車
「こ、こいつ…動くぞ!」限定300台の「シャア専用オーリスII」の作り込みがオタク心をえぐりすぎる件 -
第627回
自動車
テスラ「モデルY」vs VW「ID.4」 EV王者に挑む伝統のドイツ車、選ぶべきはどっち? -
第626回
自動車
あのジムニーがファミリーカーに!? 「ジムニーノマド」に乗って実感した3つの良いところ -
第625回
自動車
【燃費テスト】マツダ「CX-60」ディーゼルで東京~大分1200km無給油チャレンジ! 結果は意外な結末に -
第624回
自動車
俺たちはこういうホンダを待っていた! 軽EVベースの痛快ホットハッチ「Super-ONE」が楽しすぎた -
第623回
自動車
商用バンが激変! 予算15万円から始める「プロボックス」のアウトドア仕様カスタム - この連載の一覧へ












