日進月歩で進化を続ける自動車の自動運転技術。その中でも現時点で「もっとも進んでいる」と考えられるアウディ「A8」で、最新の運転補助を体験した。
8年ぶりにモデルチェンジした
アウディのフラグシップセダン
アウディA8は、2018年念に8年ぶりのモデルチェンジを果たした同社のフラグシップセダン。価格は1140~1640万円。この手のフラグシップセダンとしてはメルセデス・ベンツのS600、BMWの7シリーズが比較対象となるが、アウディA8は、同社のアイデンティティといえる四輪駆動を採用。FR車である2車種と比べて、より高い安定性を実現している。
車好きなら気になるのは心臓部だろう。A8は2種類のエンジンを用意。55 TFSIクワトロのV6は排気量2994ccにターボチャージャーが装着されて、最高出力340ps、最大トルク500Nm。60 TFSIクワトロのV8になると排気量3996ccとターボチャージャーの組み合わせで最高出力460ps、最大トルク660Nm。いずれも48V電源によるマイルドハイブリッド車である。
フォーマルセダンにここまでのエンジンが必要なのか? という素朴な疑問が沸くが、2トンを超える巨体を滑らかに、そして静かに走らせるために必要なのだろう。
この2トンを超える車体の大きさは、全長5170mm×全高1470mm×全幅1945mm。ホイールベースは3000mmで、ロングホイールベース版の「A8 L」では、全長、ホイールベースとも130mm伸長。そう考えると、実は軽量化がなされていることがわかる。事実、ボディーにはアルミやカーボンファイバー、マグネシウムが使われているとのことだ。
ここまでのロングボディーになると、日本では取り回しに難儀しそうに思える。実際に運転すると、確かにコインパーキングへの車庫入れなどで何度も切り返しをしたり、枠ギリギリかはみ出すことがあったのだが、思ったよりは難儀しなかった。というのも、A8には同社初となる四輪操舵4輪操舵の「AWS(ダイナミックオールホイールステアリング)」がオプション設定され、65km/h以下の低速では前輪と逆向きに後輪を操舵することで取り回し性を向上。いっぽう65km/h以上では後輪を前輪と同じ向きに操舵して車線変更における操縦安定性を高めている。
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