あのクルマに乗りたい! 話題のクルマ試乗レポ第10回

世界を制したラリーカー「トヨタ・ヤリスWRC」に乗った!

文●栗原祥光 撮影●栗原祥光

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

迫力のエアロダイナミクス

 ヤリスWRCで目を惹くのはそのエアロダイナミズムだ。積極的にダウンフォースを稼ぐ設計で、特にリアウィングはメインプレートの上にアーチ形ウィングがまたがる2段式で、左右には小型のサブウィングを装備する凝りよう。リアフェンダーには14枚のフィンが設けられているのも特筆すべき点だ。

トヨタ・ヤリスWRCのリア。大型のウィングやディフューザーが目を惹く

トヨタ・ヤリスWRCのウイングは2段式+サイドに小型のウイングを装備。翼端板の後端のガーニーフラップがかなり大型なのも注目すべき点だ

リアガラスは取り外されていた

 2018年型はオーバーヒート対策とリア寄りだったフロントバンパーのラジエーターダクトを台形から長方形に変更。両サイドのカナードが2段となり、フロントフェンダーの開口部もリア同様に複雑なデザインへと変わった。

意外にも快適なトヨタ・ヤリスWRCの室内

 さて、助手席に乗り込もうとすると「意外とすんなり乗り込める」ことに驚いた。レーシングカーはロールゲージとフルバケットシートにより乗りづらい、大柄な人では体格的に乗り込めない、といったことがあるのだが、トヨタ・ヤリスWRCはそのようなことはない。車内は横方向に狭く、縦方向と上下方向に広い印象。運転席、助手席のシートが中央に寄っており、軽自動車よりも密着している。

トヨタ・ヤリスWRCの助手席から見た景色

トヨタ・ヤリスWRCの運転席と助手席の間隔はおそろしく狭い。その間には油圧式サイドブレーキとドライバーとの会話用インカムのボリュームコントロールがある

 シートはかなり後方に位置しており、ダッシュボードを触ろうにも触れることすらできない。ダッシュボードには荒目のフェルトが貼られており、窓ガラスへの反射が抑えられている。なによりシート位置が低く、フロントガラスからの景色はかなり狭い。感覚としてはヴィッツのリアシートから景色を見ているようだ。

トヨタ・ヤリスWRCの助手席の足元。フットレスト近くにあるメーターには回転数などを表示するディスプレーがある

 特異なのは足元。銀色のボールの内側に足を置くなという指示があるフットレストの左側に、コ・ドライバー用のMoTeC製カラーディスプレーを配置。右太もも付近に、メインスイッチを始めとする各種スイッチ類を備える。ドライバー側に目をやると、オルガン式3ペダルが見てとれる。

トヨタ・ヤリスWRCの運転席。メーターパネルがカーボン板で塞がれている。ステアリング後側の右の大型パドルでギアチェンジする

 そのまま運転席に目をやると、メーターパネルはカーボンで塞がれており、ステアリングコラム上にMoTeC製のディスプレーが置かれるのみ。それもシフトインジケーターしか表示しないという潔さで、レブリミットになると赤く点滅する程度。スピードメーターやタコメーターといったものが一切ないことに驚いた。

トヨタ・ヤリスWRCをドライブする豊岡さん

トヨタ・ヤリスWRCのドア内張りはカーボン製。その内側にロールゲージが組まれている

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

過去記事アーカイブ

2026年
01月
02月
03月
04月
05月
2025年
01月
02月
03月
04月
05月
06月
07月
08月
09月
10月
11月
12月
2024年
01月
02月
03月
04月
05月
06月
07月
08月
09月
10月
11月
12月
2023年
01月
02月
03月
04月
05月
06月
07月
08月
09月
10月
11月
12月
2022年
01月
02月
03月
04月
05月
06月
07月
08月
09月
10月
11月
12月
2021年
01月
02月
03月
04月
05月
06月
07月
08月
09月
10月
11月
12月
2020年
01月
02月
03月
04月
05月
06月
07月
08月
09月
10月
11月
12月
2019年
01月
02月
03月
04月
05月
06月
07月
08月
09月
10月
11月
12月
2018年
01月
02月
05月
06月
07月
08月
09月
10月
11月
12月
2017年
02月
05月
09月
10月
11月
12月
2016年
07月
09月
11月