大人に向けた、親切でこだわりのあるデザイン
大人世代向けの富士通「GRANNOTE」はみんなに使いやすい親切PCだった！－「LIFEBOOK AH90/P」レビュー (5/6)
2014年03月31日 13時30分更新
ゲーム以外の用途では快適
「GRANNOTE」の試用機の構成は、CPUにCore i7-4500Uを採用し、8GBメモリーと1TB HDDを組み合わせた構成だ。グラフィックス機能はCPU統合のインテル HD グラフィックス 4400。この構成でどの程度の実力があるのか、ベンチマークを実施した。
Windows 8.1には、快適さの指標となる「Windows エクスペリエンスインデックス」が搭載されていないため、評価実行ファイル「WINSAT.exe」の実行結果を「Windows エクスペリエンスインデックス」の項目に合わせて紹介しよう。「プロセッサ」の値は「7.3」で、「メモリ」の値は「7.6」と非常に高い。「プライマリハードディスク」はHDD搭載機としては標準の「5.9」だ。
グラフィックス関係は「グラフィックス」の値が「5.6」、「ゲーム用グラフィックス」のアタリが「5.4」と、CPU統合のグラフィックス機能を採用したマシンとして妥当な値になった。
PCの総合的なパワーを判断する「PCMark 8」に結果はよい結果が出ている。一方で3D性能を計測するベンチマーク「3DMark」は抑えめとなっており、最新の3Dゲームを楽しむのでなければ快適、といった方向性がはっきり出ている。
PCの総合的なパワーを判断する「PCMark 8」
3D性能を計測するベンチマーク「3DMark」
バッテリーについては「BBench」で計測した。電源オプションを高パフォーマンスに設定し、無線LAN機能もオンにした状態での実施で2時間46分25秒使うことができた。モバイルで使うマシンではないから、緊急時や屋内でのちょっとした移動に備えるバッテリーだと考えると十分だろう。
コンテンツ面でもユーザー同士の交流を促す「らくらくコミュニティ」など不慣れなユーザーや高齢層が楽しみやすいものを用意している。ユーティリティーも充実していて、誰にとっても便利で快適なマシンという印象だった。
シニア向けSNS「らくらくコミュニティ」
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