富士通の13.3型モバイルノート「LIFEBOOK SH90」シリーズの魅力に、最大で約14時間もの長時間駆動が可能な優れたバッテリー性能が挙げられる。さらにさまざまな追加オプションを利用することで、より長時間利用し続けることも可能だ。ロードテスト第3回となる今回は「LIFEBOOK SH90」シリーズで利用可能な各種バッテリーと、実際にテストを行なって検証したバッテリー性能について紹介する。
「LIFEBOOK SH90」シリーズは3種類のバッテリーを利用可能
「LIFEBOOK SH90/T」と「LIFEBOOK WS1/T」は同じモデルをベースにしているが、カタログに記載されているバッテリー駆動時間が異なる。これはパーツ構成によって、マシンの消費電力が異なるためだ。カタログ上では「LIFEBOOK SH90/T」のバッテリー駆動時間は約14時間(JEITA2.0)となっている。それに対して「LIFEBOOK WS1/T」は最大で約14時間、もっとも短い場合で約8.4時間だ。
「LIFEBOOK WS1/T」には、バッテリーのカスタマイズオプションとして4セル51Whの「FMVNBP237」と6セル77Whの「FMVNBP234」の2種類のバッテリーパックが用意されている。駆動時間が長いのは容量の大きい6セル77Whのほうだ。「LIFEBOOK SH90/T」には標準で容量の大きい6セル77Whバッテリーが搭載されているため、駆動時間が長くなっている。
また「LIFEBOOK WS1/T」のCPUとして選択可能なCore i5-5200U(2.20GHz)とCore i7-5500U(2.4GHz)のTDP(消費電力量を表わす目安)は同じ15Wなのだが、Core i7-5500Uのほうが動作周波数が高いぶん、消費電力もわずかに大きい。
「LIFEBOOK SH90」シリーズのバッテリー駆動時間(公称値) | |
---|---|
LIFEBOOK SH90/T | LIFEBOOK WS1/T |
約14時間 | Core i7、51Whバッテリー選択時:約8.4時間 |
Core i5、51Whバッテリー選択時:約9.7時間 | |
Core i7、77Whバッテリー選択時:約13.1時間 | |
Core i5、77Whバッテリー選択時:約14.0時間 |
「LIFEBOOK WS1/T」を購入する際、バッテリーの「保ち」を重視するならバッテリーのカスタマイズメニューから77Whバッテリーを選択するといい。5400円(税別)の追加料金が発生するが、51Whバッテリーよりも4時間以上長く駆動することを考えれば納得できる価格だ。
追加バッテリーパックで約19.1時間駆動の計算に
バッテリーパックを追加で購入するという手もある。予備バッテリーとして本体と合わせて持ち歩けば、バッテリー切れで困る状況には陥らなくてすむはずだ。さらにバッテリーを交換しながら使うことで、劣化による容量の減少を防ぐ効果も期待できる。
「モバイル・マルチベイ」機構を採用している「LIFEBOOK SH90」シリーズでは、光学ドライブの代わりに別売りの「増設用内蔵バッテリユニット」をセットすることで、駆動時間をさらに延長することが可能だ。「LIFEBOOK SH90/T」で使用した場合、駆動時間は約19.1時間となる。これだけのスタミナであれば、充電なしでも2~3日間は使えるはずだ。
初出時、写真の説明文に誤りがありました。お詫びし、訂正させていただきます。(2016年12月6日)
(次ページ、「追加バッテリーは半額セール中」に続く)
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