富士通ビジネス向けPCを選ぶワケ 第2回
キャンペーンも利用しよう
CPUもOSも保証も選べるビジネスPC「ESPRIMO D583/KW」-富士通 (1/2)
2015年03月11日 08時00分更新
「ESPRIMO Dシリーズ」は、富士通が法人向けに提供しているコンパクトなセパレートタイプのデスクトップPCだ。手持ちのディスプレイを活かしたい、業務利用に向いたディスプレイと組み合わせたいというユーザーにとって嬉しいモデルとなっている。
富士通の直販サイト「富士通WEB MART」から購入することで、より自由な構成を選択可能であるのも大きなポイントだ。今回は、3月23日までの「期末大特価セール」として送料無料の5万9800円で購入可能なのが、富士通WEB MART専用モデル「ESPRIMO D583/KW」だ。前回はその外観やインターフェースについて紹介したが、今回はベンチマークによる性能評価をはじめ、購入に関する部分について触れよう。
小さいながらも実力派の性能
「ESPRIMO D583/KW」試用機の構成は、CPUにIntel Core i5-4590を採用し、4GBメモリーと320GB HDDを組み合わせたものだ。グラフィックス機能として、NVIDIA GeForce GT635を搭載している。OSはWindows 7 Professional 64ビット版だった。
この構成で、Windowsの快適さの指標となるWindowsエクスペリエンスインデックスの結果を見てみたところ、「プロセッサ」と「メモリ」の値が「7.6」、「グラフィックス」の値が「5.6」、「ゲーム用グラフィックス」の値が「6.9」、「プライマリハードディスク」の値が「5.9」となった。
グラフィックス性能が低く出ているように見えるが、これはCPU内蔵のIntel HD Graphics 4600を利用した結果だ。負荷が高い処理をする時だけNVIDIA GeForce GT635が利用されるため、グラフィックスについての評価は、総合的な力を見る「PCMARK8」と、3D処理性能を見る「3DMARK」の結果で行うべきだろう。
どちらのスコアも一般的なオフィスPCのレベルは大きく超えてきている。NVIDIA GeForce GT635が3Dゲームのために作られたものではないため、最新のゲームなどで遊ぶには少々力不足ではあるのだが、ビジネスPCとしてグラフィックス処理を少々するという程度の使い方ならば全く問題のない範囲だ。
NVIDIA GeForce GT635はカスタムメイドモデルで追加できるオプションだから、グラフィックス処理はあまり必要がないという業務ならばIntel HD Graphics 4600だけにすればより安価な購入が可能だ。本体内部はコンパクトなケースにぎっしりと機能を詰め込んだというような状態だが、きちんとパーツ交換などはできるようになっている。ある程度手を加えながら使いたいというユーザーにもよいマシンだろう。
評価機の主なスペック | |
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製品 | 「ESPRIMO D583/KW」 |
CPU | Core i5-4590(3.30GHz) |
メモリー | 4GB(最大8GB) |
ストレージ | 320GB HDD(500GB HDD、128GB SSD、128GB SSD+500GB HDD、500GB HDD×2も有り) |
グラフィックス | GeForce GT635(CPU内蔵グラフィックスモデルも有り) |
通信機能 | 1000BASE-T |
インターフェース | USB 2.0×4、USB 3.0×4、PS/2×2、DVI×1、DisprayPort×1(GeForce GT635選択時)、アナログRGB×1、シリアルポート×1、パラレルポート×1 |
オーディオ端子 | マイク(フロント×1、リア×1)、ヘッドホン(フロント)、ラインイン、ラインアウト(リア) |
光学式ドライブ | スーパーマルチドライブ(DVD-ROMドライブも有り) |
本体サイズ/重量 | 幅89×奥行き338×高さ332mm/約6.0kg |
OS | Windows 7 Professional(Windows 8.1 Pro からのダウングレード) |
(次ページ、「CPUやOS、保証も選択可能」に続く)



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