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画質はデジイチ並み!

ユニット交換式デジカメ リコー「GXR」を試す

2009年11月24日 00時00分更新

文● 行正和義

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 リコーのGシリーズはこれまで、あくまでマニア向けハイエンドコンパクト機の「GR」と、より実用的でリーズナブルな「GX」の2本立てだった。12月上旬発売予定の「GXR」(関連記事)は、そのGX/GR系列の流れを汲みつつ、レンズと撮像素子を一体化したカメラユニットを、まるで一眼レフ機のように交換するというユニークなコンパクトデジタルカメラだ。

コンパクト機でも広い焦点域を

「GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO」を装着したGXR。スリムコンパクトのGRとは違って太い鏡胴部のレンズが35mmコンパクト機のような印象となった
「GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO」を装着したGXR。スリムコンパクトのGRとは違って太い鏡胴部のレンズが35mmコンパクト機のような印象となった

 コンパクトカメラでもレンズを交換して広い焦点距離域に対応したいという欲求は昔からあって、35mmフィルムカメラのレンジファインダー機のような製品も作られてきた。とはいえ、一眼レフのようにすでにあるレンズ資産を利用することなしに、さらに撮像素子が毎年進歩を続けて本体側が時代遅れになる可能性があるデジタルカメラでは、新たにマウント/レンズのシステムを立ち上げるのはビジネス的にもリスクが大きいのは間違いない。

 そこでレンズ+撮像素子をユニット化するというのはデジタルカメラならではの解決策だろう。これは本機GXRが初めてものもではなく、かつてミノルタが発売した「Dimage EX1500」でも同様のシステムを採用し、単焦点と望遠ズームの2種を用意するなど本機と似たコンセプトのものだった。

 レンズと撮像素子をユニット化して1つの製品にすることは、一眼レフのようなマウントを廃してよりコンパクトなものとでき、また撮像素子へのホコリの侵入も防ぐことができる。さらには高画素化・高機能化する撮像素子のモデルチェンジに本体ごと買い替えなくてよいなどメリットは大きいはず。さらには撮像素子サイズで焦点距離が変わることから望遠系撮影ユニットに小サイズ撮像素子を使うということも可能だろう。

 GXRはグリップと液晶、操作部、内蔵フラッシュなどのボディと、レンズと撮像素子が一体化された「カメラユニット」で構成される。正式にはGXRとは本体側だけで、カメラユニットは「GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO」といった名称となる。

グリップの前部にあるレバーによって、カメラユニットをリリースする。VF-2対応のホットシューや内蔵フラッシュによってシャッターなどの操作部よりも上面が一段高くなっているが、その分周囲の突起も大きくなり、誤操作もしにくくなった グリップの前部にあるレバーによって、カメラユニットをリリースする。VF-2対応のホットシューや内蔵フラッシュによってシャッターなどの操作部よりも上面が一段高くなっているが、その分周囲の突起も大きくなり、誤操作もしにくくなった

 相互を接続するジョイント部は2本の金属レールを含んだ頑丈な構造で、「カチッ」という音とともにロックされ、固定に関して不安感はない。グリップを握ったときに人差し指にあたる部分にリリースレバーがあり、引きながらカメラユニットを左に抜き出せばよい。慣れれば一眼レフ機のレンズ以上に素早く交換できる。

カメラユニットを収めるボディ側には「斜めに挿し込むな」的な注意書きがある。斜めにしたまま押し込むと確かにレールやコネクタを傷めそうだが、金属のガイドレールなのでよほど無理やり押し込まないと入ることはまずなさそうだ

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