日本アイ・ビー・エム(株)は、同社のワークステーション『IntelliStation』シリーズの一部でLinuxを正式にサポートした製品を発売すると発表した。
Linux対応が発表された『IntelliStation M Pro 6850-50J』。 |
『IntelliStation』シリーズのLinux対応については、これまでも同社Webサイトを通じて、無保証ながら情報提供などが行なわれてきたが、今回発表されたモデルは、正式な保証やサポートを受けることが可能になっている。以前からLinux版のCADツールやEDAツールを利用しているユーザーからのニーズがあったといい、グラフィック用途のワークステーションとして販売されるようだ。対応しているディストリビューションはRed Hat Linux 7.2。対応モデルは、現在のところ以下の3機種に限られている。なお、いずれのモデルも標準ではWindows 2000がバンドルされている。
- 『IntelliStation M Pro 6850-50J』
- CPU……Xeon-2.20GHz(最大2基)
- HDD……40GB(IDE)
- メモリ……512MB(PC800 RDRAM)、最大4GB
- GPU……Matrox Millenium G450 DVI
- 価格……46万8000円
- 『IntelliStation E Pro 6204-51J』
- CPU……Pentium 4-2.20GHz
- HDD……40GB(IDE)
- メモリ……256MB(PC133 SDRAM)、最大1GB
- GPU……Matrox Millenium G450 DVI
- 価格……26万円
- 『IntelliStation E Pro 6214-51J』
- CPU……Pentium 4-2.20GHz
- HDD……40GB(IDE)
- メモリ……256MB(PC133 SDRAM)、最大1.5GB
- GPU……Matrox Millenium G450 DVI
- 価格……27万8000円
ほかに、『intelliStation E Pro 6204-51J』と20インチTFTモニター『T210(6659-HG2)』をセットにした製品も発売される。価格は98万円。